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開催してほしい展覧会(20世紀前半篇)

その他


1777
(最新)

Aki*****1216 13:43

>>1776

【死ぬまでに観ておきたい世界の写真1001】(つづき)

なお、実業之日本社は、『1001 Paintings You Must See Before You Die』の日本語訳である『死ぬまでに観ておきたい世界の絵画1001』も刊行している出版社です。
こちらの本のほうについては、次の2つの投稿をしましたが、現在は削除されてしまって、見ることができません。
No.1098
 死ぬまでに観ておきたい世界の絵画1001 2013/03/24 14:08
No. 894 1001 Paintings You Must See Before You 2010/ 1/24 19:27

最後に、「1001 PHOTOGRAPHS You Must See Before You Die」についての過去の投稿を列挙しようと思いましたが、手間がかかるのでやめました。すみません。

その代わりに、以前に書いたことを繰り返します。『1001』に収録された「1001作品」では、到底「網羅的」とはいえません。No.1628(最後の1名のみNo.1629)には、20世紀前半について、追加で収録すべきではないかと思う写真家名を列挙したりしましたが、『1001』について、「この本は網羅的だ、この本で充分だ」、逆に「この本に含まれていない作家・作品は言及に値しない」というような勘違いが生じないことを切に祈ります。

 

1776

Aki*****1216 13:43

>>1677

【死ぬまでに観ておきたい世界の写真1001

次の本が刊行予定です。

死ぬまでに観ておきたい世界の写真1001
1001 PHOTOGRAPHS You Must See Before You Die
フレッド・リッチン 寄稿
ポール・ロウ 編
実業之日本社
2019
131日発売予定
定価6480円(税込)

以前ご紹介した、『1001 PHOTOGRAPHS You Must See Before You Die』の日本語訳です。原著は20179月刊行のようですから、日本語版刊行まで14か月程度かかっているということになります。
ちなみに、Amazonを見てみたところ、201810月に、同じ出版社「Cassell Illustrated」から、違うISBN(表紙も、(この本に収録されている)ホイニンゲン=ヒューンの作品に変わっている)で、同タイトルの本『1001 PHOTOGRAPHS You Must See Before You Die』が刊行されています。
2017
年版
ISBN-10: 184403917X
ISBN-13: 978-1844039173
2018
年版
ISBN-10: 1788400941
ISBN-13: 978-1788400947
小さいサイズにでもなっているのかなとも思いましたが(洋書ではそういう場合をしばしば見かけます)、サイズは同じようです。不思議ですね。

そもそも、英語で購入できるんだから、わざわざ日本語訳をする必要はないのではないか、というご意見もあるかもしれません。しかし、以前からこの場で何度も書いているように、日本語にならないと、たいていの公立図書館が所蔵してくれません。要するに、日本語訳が刊行されると、多くの公立図書館で所蔵される可能性が高まり、将来的にも、どこかの公立図書館で目にすることができる可能性が高まる、ということになります。この差は、将来になればなるほど大きいと思います。

この本について、A4サイズ2つ折りのチラシ(広げるとA3裏表)が手元にあるのですが、翻訳者や監修者のような日本人の名前が全く見当たらないことが気になります。記載されないということは、評価されていない、ということを意味するのでしょうか? 実物を見るまでは、翻訳がどなたなのかはわからないのでしょうね。

 



2012年・戦前の写真史に関する5大ニュース 2013/ 1/ 6 13:11 [ No.1084 / 1084 ]
本年もよろしくお願いいたします。

恒例の「5大ニュース」です。
昨年2012年については、次の5つを選んでみました。順番と順位は関係ありません。

まず、展覧会について次の2つです。
○堀野正雄展(東京都写真美術館)(Msgs.1043, 1044)
○名取洋之助展(千代田区立日比谷図書文化館)(Msg.1045)
上は、開催前から「当確」だと騒いでいた企画ですが、期待にたがわぬ楽しさでした。
下は、ひっそりと開催され、しかし、重要な企画でした。
(他にも、堀市郎・前田寅次展(Msg.1078)、日本・オブジェ展(Msg.1081)、など、20世紀前半の写真に関係する展覧会がありました。)

続いて、出版物について次の3つです。
○写真の読み方(Msg.1028)
○深読み! 日本写真の超名作100(Msgs.1034, 1037, 1038, 1040)
○BOOKS IN JAPAN 1931-1972(Msgs.1077, 1079)
1冊目の本は、作家別の重厚な写真史の本。じっくり読まねばなりません。
2冊目は、うってかわって、1枚1枚の写真作品を楽しむ本。必ずしも「深読み」というほどではないのですが。
3冊目は、むしろグラフィックの世界ですが、貴重な資料、もっと注目されてよい資料です。
なお、福島辰夫写真評論集全3巻3冊目は、昨年も刊行予定だけご紹介していましたが(Msg.1016)、とうとう刊行されました(Msg.1046)。よかったよかった。これもじっくり読まねばなりません。

以上ですが、番外として、写真関係者に限らず一般的にも世界を驚かせたニュースを挙げておきます。
○イーストマン・コダック破綻(Msg.1030)
なお、ジョージ・イーストマン・ハウス(George Eastman House)は、別会社であったためか、直ちには影響はなかったようで、ほっとしました。しかし、長期的にはどうか、については、なお心配です。

さらに、番外の番外として、いつもお世話になっている東京国立近代美術館の60周年(Msg.1053)を挙げておきたいと思います。

なお、またもやですが、他の出版物について追記です。
1.「日本美術全集」(全20巻、小学館)の刊行開始(Msgs.1056, 1057, 1080)。一部では、過去から現在までを網羅している紙媒体の美術全集としては最後になるのではないかという、厭な噂もあります。もちろん、この全集は美術全体が対象なわけですが、近代以降においては、写真にどこまで言及しているかについても楽しみです。
2.創元社「POCKET PHOTO」シリーズの刊行が続いています(Msg.1071)。昨年、一昨年に引き続いて、年間4冊のペースが継続されていて、極めて素晴らしいことです。
3.「写真空間」について、2010年は1冊刊行されたものの、そのままで、2011年・2012年は刊行が1冊もありませんでした。正直なところ、あきらめムードです。他方、どうやら「写真年鑑」も刊行を取りやめたようです(Msg.1058)。
4.昨年も同じような話題を書いておりましたが、とうとう、和書でも、(撮影者ではなく)撮影された対象に焦点をあてた書籍において、20世紀前半の写真作品について、写真家名の記載がきちんとなされたものが刊行されました。『東京大空襲』(Msg.1065)です。ただ、「『写真週報』に見る戦時下の日本」(Msg.1042)など、記載が不徹底な例も引き続き存在しますので、今後に期待というところでしょう。

以上となりますが、2013年については、次の点に言及しておきたいと思います。

・現時点では、日本戦前期に関する特別な展覧会が開催されるという情報は入っておりません。しかし、何らかの企画はあるのではないかと思います。期待します。
・今年は、写真史に関するどのような書籍が刊行されるでしょうか? 「次に写真美術館に期待する出版物(2012年版)」(Msg.1029)もご参照下さい。

なお、過去の「5大ニュース」は以下のとおりです。

2011年:Msg.1027(2012/1/10)
2010年:Msg.957(2011/1/2)
2009年:Msg.892(2010/1/10)
2008年:Msg.821(2009/2/1)
2007年:Msg.744(2008/ 1/27)
2006年:Msg.650(2007/ 1/ 3)
2005年:Msg.580(2006/ 1/ 1)
2004年:Msg.493(2005/ 1/ 2)

小野佐世男展 2012/12/31 10:49 [ No.1082 / 1082 ]
次の展覧会が開催中です。

小野佐世男 モガ・オン・パレード展
川崎市岡本太郎美術館
2012年10月20日(土)~2013年1月14日(月・祝) 
http://www.taromuseum.jp/exhibition/current.html

小野佐世男(1905年~1954年)は、1930年代から戦後にかけて活躍した画家・漫画家だそうですが、どうも全然知りません。
それでも、なかなか、楽しそうな企画です。資料も含めて「500点」の展示ということですから、間違いなく見ごたえがあるでしょう。

これにちなんで、戦前の漫画家を綜合するような企画をしていただいても面白いのではないでしょうか? 戦前に限定するのであれば、1つの企画でも、網羅的に紹介できるのではないかと思います。時期が時期なだけに、いわゆる「童画」との境界領域もあるかもしれませんが、それはそれとして、正面から受け止めればいいかと思います。
このような企画があるとすれば、川崎市市民ミュージアムでしょうか?

それにしても、まだまだいくらでも知らない作家が存在して、いくらでも驚くような企画が登場してくるのではないかと思うと、うれしくなります。


2004年・戦前の写真に関する5大ニュース(2005/1/2 10:31)メッセージ493

 

投稿者:Akihoshi_Yokoran

 

あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

 

初めての試みですが、、「2004年・戦前の写真に関する5大ニュース」(順不同)です。

まあ、当方のような素人が入手できるニュースとしては、こんなところでしょうか。

 

○美術図書館3館横断検索できるようになる

○カルティエ=ブレッソン氏逝去

○安井仲治展開催・カタログが書店に並ぶ

○『カラー版・世界写真史』刊行

○美術手帖特集「日本写真史がわかる」(200412月号) cf.「日本写真史の至宝」刊行されず

 

それぞれの詳細については、既にご紹介しておりますので、各Msg.をご参照ください。

Msg.のタイトルを見ていただければ、探すことが可能かと思います。)

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