さて比較です。
「カラー版 西洋絵画史WHO’S WHO」のNo.244(ムンク)からNo.275(マグリット)までを「決定版 西洋画家図鑑」と比べてみました。
まず、「カラー版 西洋絵画史WHO’S WHO」だけにしか掲載されていない作家。「決定版 西洋画家図鑑」のほうが作家数が多いことから考えて、0(ゼロ)かと思っていましたが、3人もいました。確かに、「決定版 西洋画家図鑑」には、「ノイエ・ザッハリッヒカイト(新即物主義)」とラベリングされた作家は1人もおらず、「未来派」もボッチョーニだけという状況です。
257. カルラ
265. ココシュカ
273. ディクス
逆に、「決定版 西洋画家図鑑」だけにしか掲載されていないですが、意外な作家も含まれていました。
アルフォンス・ミュシャ(p271)アール・ヌーヴォー
ヘレン・シャルフベック(p275上)写実主義・表現主義:フィンランド
ヒルマ・アフ・クリント(p275下)抽象主義:スウェーデン
シュザンヌ・ヴァラドン(p283上)後期印象派、表現主義
アンリ・マティス(p287)フォーヴィスム
フランシス・ピカビア(p293上)抽象主義
マリー・ローランサン(p297下)エコール・ド・パリ
ロベール・ドローネー(p299下)キュビスム
藤田嗣治(レオナール・フジタ)(p300上)エコール・ド・パリ
ディエゴ・リベラ(p300下)メキシコ壁画運動
ジョージア・オキーフ(p301下)プレシジョニズム
クルト・シュヴィッタース(p304上)ダダイスム
モイズ・キスリング(p308上)エコール・ド・パリ
グラント・ウッド(p308下)リージョナリズム
シャイム・スーティン(p309上)エコール・ド・パリ、表現主義
ポール・デルヴォー(p310上)シュルレアリスム
サルヴァドール・ダリ(p313)シュルレアリスム
フリーダ・カーロ(p315上)シュルレアリスム
47人中18人もいました。含まれていない作家のイズムは多岐にわたりますが、エコール・ド・パリが4人、シュルレアリスムが3人というのが多いと思います。18人の中でも特にマティスとダリが「カラー版 西洋絵画史WHO’S WHO」に含まれていないという点が驚きです。