先に、この本について、20世紀前半についても知らない作家が掲載されている、侮れない、というようなことを書きましたが、時に気になる作家2名を取り上げます。この2名が見開きで掲載されていますが、作家名と作品タイトルと制作年を掲載します。
巻末に掲載作家についての解説がありますので、そちらからも、欧文つづりと生没年のみ掲載します。
p420:アーロン・ダグラス/わたしの民を去らせなさい/1935-1939頃
p501:Aaron Douglas, 1899-1979
p421:グラック/メダイヨン/1936
p500:Gluck, 1895-1978
それぞれ、特徴的な経歴です。
これら以外については、また後日。
次の本が刊行されています。
完全解読 世界の美術
DK社・編
ダコスタ吉村花子・訳
河出書房新社
2026年9月
9350円(税込)
512ページ
大型の本で、過去から現代までの全時代をカバーするという、海外ではありがちな書籍ですが(大きく取り上げられている作品については、作品の構図や描かれているそれぞれのものの意味、また作品成立の背景などが詳しく説明されていることが特徴のようです)、書店で20世紀前半の部分の内容をチラチラ見ていたら、1920年代、1930年代の作品であっても記載された作家名がすぐに思い出せないような図版がありました。
ということで、「美術ファン一般が対象の本だ」などとあなどってはいけません。掲載作家は「300人以上」ということですが、もう少しじっくり見たうえで、またご報告したいと思います。
目次を掲載しておきます。
【目次】
はじめに
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1 黎明期 紀元前2万8000年~紀元1400年
先史時代/メソポタミア文明/エジプト文明/インダス文明/ペルシャ文明/ノク文化/ギリシャ・ローマ文明/仏教美術/ヒンドゥー教美術/マヤ文明/西洋中世写本/ビザンティン美術/ヨルバ文化/宋・元の絵画/ゴシック 他
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2 幻想と観察 1400~1600年
国際ゴシック/初期ルネサンス/イタリア・ルネサンス/北方ルネサンス/アステカ文明/マニエリスム/ベニン王国の美術/イスラム写本/明の絵画/雪舟・狩野派 他
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3 ドラマとディテール 1600~1800年
スペイン・バロック/ヴァニタス静物画/オランダ風俗画/インド細密画/ロココ/新古典主義/歌麿・写楽 他
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4 色彩と革新 1800~1900年
ロマン主義/写実主義/ラファエル前派/バルビゾン派/ハドソン・リバー派/北斎・広重/印象派/新印象派/ポスト印象派/象徴主義 他
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5 抽象へ 1900~45年
フォーヴィスム/キュビスム/未来派/エコール・ド・パリ/表現主義/ロシア・アヴァンギャルド/抽象絵画/バウハウス/ダダ/シュルレアリスム/ハーレム・ルネサンス 他
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6 現代 1945年~現代
抽象表現主義/カラーフィールド・ペインティング/ポップ・アート/オプ・アート/新表現主義/先住民アート/グラフィティ・アート 他
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テーマ展示
裸体画/神話画/宗教画/自画像/静物画/風俗画/歴史画/風景画/肖像画/動物画/抽象芸術/戦争画
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芸術家一覧
索引
写真クレジット
東京駅の丸の内の南側に、かつて吉田鉄郎設計・1931年竣工の東京中央郵便局があり、現在はそれを生かしつつ、JPタワーというビルが建設されており、低層階(B1~6F)はKITTE(切手?)と呼ばれる商業スペースとなっています。
そのほとんどのスペースは、商品販売ショップであったりレストラン・カフェであったりするのですが、そのうち2階と3階のそれぞれ一部が、「JPタワー学術文化総合ミュージアム インターメディアテク(INTERMEDIATHEQUE)」という展示施設(主催は東京大学総合研究博物館)になっています。出入口はそれぞれの階にあり(正式には2階のようです)、内部でもつながっています(階段があって外に出なくても2Fと3Fが行き来できます)。
展示物は、博物館的なもので、剝製であったり、過去の生物の骨の標本であったり、植物標本であったり、生産機械の模型であったりと、東京大学総合研究博物館の所蔵品とのことです。ちなみに、入館料は無料です。
KITTE自体あまり行ったことがありませんでしたが、それにしても、こんなところに、こんな展示施設があるとは思いもしませんでした。今回はKITTEに別な用件で行ったのですが、たまたま発見しました。KITTEに行ったのははじめてではありませんでしたが、以前は全く気付きませんでした。また、行ったのは金曜の夜でしたが、お客さんはぱらぱらといるくらいで、多くの人がその存在に気付いているようではありませんでした。
せっかくですから、もっと宣伝をしたらいいのに、と強く思う次第です。気づいていない人も多くいるに違いありません。このままでは、あまり知られぬまま、閉館となってしまうのではないかとおそれれています。
さて以上は前置きで、本題はここからです。
このインターメディアテクの2階の一部に、館内の他のスぺースとは大きく雰囲気の異なる、「現代的な」展示スペースがあり、そのスペースで、タイトルに書きましたような写真展が開催されています。より詳しくは以下のとおりです。
JP IN CONSTRUCTION 2
写真家鈴木弘之に魅えた東京中央郵便局
2026年7月28日(火)~10月4日(日)
JPタワー学術文化総合ミュージアム インターメディアテク2階「GREY CUBE(フォーラム)」
https://www.intermediatheque.jp/ja/press/view/id/PR081
この展覧会は、2012年竣工のJPタワーの建設現場を撮影した写真展です。ただ、一部、1931年竣工の旧東京中央郵便局の建設現場(1929年~1931年)を撮影した写真(10数点)も展示されています(ただし撮影者の記載はなし)。
もう少し調べてみると、本日4月~7月には「JP IN CONSTRUCTION」という企画(こちらは、旧中央郵便局のほうに焦点が当てられているようです)が開催されていて、今回はその続篇で、1930年ごろの写真作品は前回の企画の展示作品からの再構成だだということもわかりました。
https://www.intermediatheque.jp/ja/schedule/view/index/pasts/id/IMT0300
気づいていれば、前回の企画にも行ったのになと残念に思います。
今回の企画は、まだもう少し会期が残っていますので、ご関心のある方は、ぜひ来訪なさってください。
(つづき)
481. ( 484 ) Andy Warhol (アンディ・ウォーホル)1961-2, 1928(ペンシルヴェニア州ピッツバーグ、アメリカ)-1987(ニューヨーク、アメリカ)
482. ( 485 ) John William Waterhouse (ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス)1916, 1849(ローマ、イタリア)-1917(ロンドン、イギリス)
483. ( 486 ) Gillian Wearing (ギリアン・ウェアリング)1994, 1963(バーミンガム、イギリス)-
484. ( 487 ) Max Weber (マックス・ウェーバー)1917, 1881(ビアリストック、ポーランド)-1961(ニューヨーク、アメリカ)
485. ( 488 ) William Wegman (ウィリアム・ウェグマン)1994, 1943(マサチューセッツ州ホールヨーク、アメリカ)-
486. ( 489 ) Carel Weight (カレル・ウェイト)c1952, 1908(ロンドン、イギリス)-1997(ロンドン、イギリス)
487. ( 490 ) Lawrence Weiner (ローレンス・ワイナー)1994, 1940(ニューヨーク、アメリカ)-
488. ( 491 ) Franz West (フランツ・ヴェスト)1994, 1947(ウィーン、オーストリア)-
489. ( 492 ) Rachel Whiteread (レイチェル・ホワイトリード)1993, 1963(ロンドン、イギリス)-
490. ( 493 ) Hannah Wilke (ハンナ・ウィルキ)1974-82, 1940(ニューヨーク、アメリカ)-1993(ニューヨーク、アメリカ)
491. ( 494 ) Richard Wilson (リチャード・ウィルソン)1987, 1953(ロンドン、イギリス)-
492. ( 495 ) Krzysztof Wodiczko (クシュシトフ・ウディチコ)1985, 1943(ワルシャワ、ポーランド)-
493. ( 496 ) Adolf Wölfli (アドルフ・ヴェルフリ)1913, 1864(ボーヴィル、スイス)-1930(ベルン、スイス)
494. ( 497 ) Wols (ヴォルス)1951、本名アルフレート・オットー・ヴォルフガング・シュルツ=バットマン, 1913(ベルリン、ドイツ)-1951(パリ、フランス)
495. ( 498 ) Grant Wood (グラント・ウッド)1939, 1892(アイオワ州アナモサ、アメリカ)-1942(アイオワ州アイオワ・シティ、アメリカ)
496. ( 499 ) Bill Woodrow (ビル・ウッドロウ)1983, 1948(ヘンリー、イギリス)-
497. ( 500 ) Andrew Wyeth (アンドリュー・ワイエス)1985, 1917(ペンシルヴェニア州チャッズ・フォード、アメリカ)-
498. ( 501 ) Jack Butler Yeats (ジャック・バトラー・イェーツ)c1948, 1871(ロンドン、イギリス)-1957(ダブリン、アイルランド)
499. ( 502 ) Jiro Yoshihara (吉原治良)1959, 1905(大阪、日本)-1972(大阪、日本)
500. ( 503 ) Gilberto Zorio (ジルベルト・ゾリオ)1971, 1944(アンドルノ・ミッカ、イタリア)-
(つづき)
441. ( 444 ) Jana Sterbak (ヤナ・スターバック)1994, 1955(プラハ、チェコ)-
442. ( 445 ) Clyfford Still (クリフォード・スティル)1951, 1904(ノース・ダコタ州グランディン、アメリカ)-1980(メリーランド州ニュー・ウィンザー、アメリカ)
443. ( 446 ) Jessica Stockholder (ジェシカ・ストックホールダー)1992, 1959(ワシントン州シアトル、アメリカ)-
444. ( 447 ) Thomas Struth (トーマス・シュトルート)1992, 1954(ゲルデルン、ドイツ)-
445. ( 448 ) Graham Sutherland (グレアム・サザーランド)1939, 1903(ロンドン、イギリス)-1980(ロンドン、イギリス)
446. ( 449 ) Rabindranath Tagore (ラビンドラナート・タゴール)1932, 1861(カルカッタ、インド)-1941(カルカッタ、インド)
447. ( 450 ) Rufino Tamayo (ルフィーノ・タマヨ)1947, 1899(オアハカ、メキシコ)-1991(メキシコ・シティ、メキシコ)
448. ( 451 ) Yves Tanguy (イヴ・タンギー)1932, 1900(パリ、フランス)-1955(コネティカット州ウッド・ベリー、アメリカ)
449. ( 452 ) Dorothea Tanning (ドロテア・タニング)1946, 1910(イリノイ州ゲイルズバーグ、アメリカ)-
450. ( 453 ) Mark Tansey (マーク・タンジー)1984, 1949(カリフェルニア州サンノゼ、アメリカ)-
451. ( 454 ) Antoni Tàpies (アントニ・タピエス)1963, 1923(バルセロナ、スペイン)-
452. ( 455 ) Vladimir Tatlin (ウラディーミル・タトリン)1915, 1885(ハリコフ、ウクライナ)-1953(ノヴォデヴィチエ、ロシア)
453. ( 456 ) Pavel Tchelitchew (パヴェル・チェリチェフ)1934, 1898(カルガ、ロシア)-1957(グロッタ=フェッラータ、イタリア)
454. ( 457 ) Franciszka Themerson (フランチェスカ・サマーソン)1972, 1907(ワルシャワ、ポーランド)-1988(ロンドン、イギリス)
455. ( 458 ) Wayne Thiebaud (ウェイン・ティボー)1963-6, 1920(アリゾナ州メサ、アメリカ)-
456. ( 459 ) Imants Tillers (イマンツ・ティラーズ)1994, 1950(シドニー、オーストラリア)-
457. ( 460 ) Jean Tinguely (ジャン・ティンゲリー)1966, 1925(フリブール、スイス)-1991(フリブール、スイス)
458. ( 461 ) Rirkrit Tiravanija (リクリット・ティラヴァニャ)1992, 1961(ブエノスアイレス、アルゼンチン)-
459. ( 462 ) Clifford Possum Tjapaltjarri (クリフォード・ポッサム・チャパルチャッリ)1986, 1932(ナバービー・クリーク、オーストラリア)-
460. ( 463 ) Mark Tobey (マーク・トビー)1959, 1890(ウィスコンシン州センターヴィル、アメリカ)-1976(バーゼル、スイス)
461. ( 464 ) Joaquín Torres García (ホアキン・トーレス・ガルシア)1943, 1874(モンテビデオ、ウルグアイ)-1949(モンテビデオ、ウルグアイ)
462. ( 465 ) Rosemarie Trockel (ローズマリー・トロッケル)1985, 1952(シュヴェルテ、ドイツ)-
463. ( 466 ) William Turnbull (ウィリアム・ターンブル)1988, 1922(ダンディー、イギリス)-
464. ( 467 ) James Turrell (ジェームズ・タレル)1982, 1943(ロサンゼルス、アメリカ)-
465. ( 468 ) Richard Tuttle (リチャード・タトル)1964, 1941(ニュージャージー州ラーウェイ、アメリカ)-
466. ( 469 ) Luc Tuymans (リュック・トゥイマンス)1990, 1958(アントワープ、ベルギー)-
467. ( 470 ) Cy Twombly (サイ・トゥオンブリー)1961, 1928(ヴァージニア州レキシントン、アメリカ)-
468. ( 471 ) Ulay & Abramovic (ウーライ・アンド・アブラモヴィッチ)1977、F・ウーヴェ・ライジーペン, 1943(ゾーリンゲン、ドイツ)-、マリナ・アブラモヴィッチ, 1946(ベオグラード、ユーゴスラヴィア)-
469. ( 472 ) Maurice Utrillo (モーリス・ユトリロ)1923, 1883(パリ、フランス)-1955(ル・ヴェジネ、フランス)
470. ( 473 ) Remedios Varo (レメディオス・バロ)1962, 1908(アングレス、スペイン)-1963(メキシコ・シティ、メキシコ)
471. ( 474 ) Victor Vasarely (ヴィクトル・ヴァザルリー)1971, 1908(ペーチュ、ハンガリー)-1997(パリ、フランス)
472. ( 475 ) Ben Vautier (ベン・ヴォーティエ)1971, 1935(ナポリ、イタリア)-
473. ( 476 ) Maria-Elena Vieira da Silva (マリア=エレーナ・ヴィエイラ・ダ・シルヴァ)1955, 1908(リスボン、ポルトガル)-1992(パリ、フランス)
474. ( 477 ) Bill Viola (ビル・ヴィオラ)1992, 1951(ニューヨーク、アメリカ)-
475. ( 478 ) Maurice De Vlaminck (モーリス・ド・ヴラマンク)1906-7, 1876(パリ、フランス)-1958(リュイエル=ラ=ガドリエール、フランス)
476. ( 479 ) Édouard Vuillard (エドゥアール・ヴュイヤール)c1910, 1868(キュイゾー、フランス)-1940(ラ・ポール、フランス)
477. ( 480 ) Edward Wadsworth (エドワード・ワズワース)1929-44, 1889(クレックヒートン、イギリス)-1949(ロンドン、イギリス)
478. ( 481 ) Jeff Wall (ジェフ・ウォール)1991, 1946(ヴァンクーヴァー、カナダ)-
479. ( 482 ) Mark Wallinger (マーク・ウォリンガー)1995, 1959(チグウェル、イギリス)-
480. ( 483 ) Alfred Wallis (アルフレッド・ウォリス)c1935, 1855(デヴォンポート、イギリス)-1942(セント・アイヴズ、イギリス)
(つづく)