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開催してほしい展覧会(20世紀前半篇)

フランシス・ベーコン バリー・ジュール・コレクション(1920)

次の展覧会が開催され、また、展覧会カタログという位置づけの本も求龍堂から刊行されています。

 

フランシス・ベーコン バリー・ジュル・コレクションによる

神奈川県立近代美術館 葉山:202119日(土)–411日(日)

渋谷区立松濤美術館:2021420日(火)-613日(日)

http://www.moma.pref.kanagawa.jp/exhibition/2020_bacon

https://shoto-museum.jp/exhibitions/190bacon/

 

フランシス・ベーコン バリー・ジュル・コレクションによる

バリー・ジュール・著、三木 パメラ・高嶋 雄一郎・翻訳

求龍堂

2021/1/15

2,500

The Barry Joule

Collection of artworks

from Francis Bacon

studio, 7 Reece Mews

London SW7 U.K.

 

フランシス・ベーコンは、基本、戦後の作家ではありますが、本展では、1930年代の油彩が10点近く含まれていますので、今回取り上げました。しかも、他の主たる作品は、写真に彩色や線描を施した作品であるという特殊さ。ちなみに、その写真作品の中には、ジョージ・プラット・ラインス(ジョージ・ホイニンゲン=ヒューン、の間違いでした、すみません)の作品も含まれていました。ベーコンの関心の対象がわかろうというものです。

以上、書籍にて確認した情報です。

 

他方、展覧会のほうですが、松濤のほうは、2020年度中に開催予定だったのが、新型コロナの影響のためでしょう、延期されて2021年度になったようですね。それにしても、この時期に、よく作品貸し出しが実現したものです。また、戦前の作品については、どこかで、本人により「破棄された」というようなことを読んだ記憶があったのですが、よくぞ残っていたと思うとともに、今回、どうしてこんなにまとめて日本にやってきたのか、と、とても面白く思います。バリー・ジュールという人は、ご本人の身の回りの仕事をしていたと紹介には書かれていますが、そういう近しい関係だったので、1930年代の作品を多く持っていた、ということなのでしょうか。

 

最後に、何回申し上げても、もう仕方ないのでしょうが、何故、関西には巡回しないのか、大いに疑問です。開催が1か所だけなら関東でしか開催できないというのはまだわかりますが、今回2館に巡回するのに、2館とも関東というのは、どういう意味なのでしょう。今回はもう無理なのでしょうが、今後は、関西への巡回を必須くらいに考えていただきたいところです。

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Akihoshi Yokoran
性別:
非公開

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