兵庫県立美術館の中山岩太展第1期に行ってきました。コレクション展(常設展)の一部とはいえ、49点もの点数があり、見ごたえがあります。もちろん、点数が多いことだけが問題なのではなく、その1作1作が、他の追随を許さないような、まさに珠玉の作品だという点がすごいのです。
ご参考までに、展示作品リストを掲げます、本当は、このようなリストは、基本的な資料なので、兵庫県立美術館のサイトに掲載していただければいいのですが?
なお、本展についてはチラシは作成されておらず(コレクション展全体についてもチラシがないようです。ただし、コレクション展のポスターはある)、また、中山岩太展について、解説を記載したようなパンフレットもありませんでした。
ちなみに、単純に計算すれば、全3期で150点近くの作品が展示されることになりますが、今回だけでもすごかったのですが、全体で考えればなおすごい、期待できます。(ただし、おそらく、展示作品に重複が出てくるのではないかと思います。)
本当は、「第2期」も「第3期」もぜひ行きたいところですが、前にも書きましたように(No.2156)、会場が遠いので、交通費も考えると、さすがに難しいでしょう。もう遅いのですが、1回にまとめていただければよかったのにと思います。実際に見たところでは、スペース的には他の展示作品を調整することで可能だったと思います。
最後に、中山岩太の作品集は、今まで何冊も刊行されていますが、現時点では、いずれも入手できなくなっています。公立図書館で探せば、そのうちのいくつかは必ず発見できると思いますので、借りることは可能です。しかし、1冊も入手できないという状態は、日本の代表とする中山岩太についてどうなのかという疑問も強く、中山岩太ファンとしても残念ですので、再販、増刷、場合によっては新規刊行など、ご検討いただきたく、よろしくお願いします。