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開催してほしい展覧会(20世紀前半篇)

今後日本での開催を希望する20世紀前半の海外の写真家の展覧会(2171)

「今後日本での開催を希望する20世紀前半の海外の写真家の展覧会」ととりあえずタイトルをつけてみました。しかし、昨年2024年くらいからは、我ながら言いますと、海外の写真家について追って行こうという「熱意」を失ってしまったように思います。この点については、必ずしも理由はよくわかりません。

 

それでも、その理由をあえて考えてみますと、今まではいろいろとこの場でも書いてきましたが、例え展覧会企画を希望しても、なかなか実現の可能性がないという点が大きいように思います。

また、少し昔になりますが、ヨーロッパに関しては、「The History of European Photography」(全3巻、各2冊で、全6冊)の刊行が大きいですね。ヨーロッパの写真については、この本で、網羅的に紹介されているので、当方のか細い知識の範囲では、それ以上付け加える必要がないように思えてくるのではないでしょうか?

アジアの写真についても、同様に20世紀全体をカバーするような企画や書籍の刊行を望んでいるのですが(No.1307. No.1308, No.1309で簡単に書きました)、書籍刊行も実現しそうにありません。展覧会企画であれば、地域展であれ個展であれ、アジアの写真(特に20世紀前半)については書籍よりもなおさら実現の可能性が低いようにも思います。

そうすると残るはアメリカ(南北両アメリカ)やオセアニアですが、さてどうでしょうか?

例えば、アルゼンチンのオラシオ・コッポラ(Horacio Coppola, 1906-2012)などを挙げることができるかもしれませんが、これも実現可能性は乏しいでしょうね。

オーストラリアやニュージーランドの写真(特に20世紀前半)についてなどは、日本にはほとんど情報がないと思いますので、当方などは写真家名すら挙げられない状態です。

そもそも、世の中がそういう、必ずしも「世界の10人」、「世界の20人」に入らないような(けれども、それなりに有名な)写真家の写真展企画を、あまり望んでいないのでしょう。他方、例えば、「マン・レイ展」ばかり繰り返し開催するというような世の中の状況に、うんざりというか辟易しているという感覚もあります。

 

そういった、なんやかや、なんだかんだで、「(20世紀前半の)海外の写真家の展覧会」への熱意は失われていったということでしょうか。

もはや日本人写真家に集中したほうがいい、ということかもしれません。20世紀前半の日本の写真や写真家についても、まだまだ抜け落ちている企画(過去には開催されたが、永らく開催されていない写真家の個展を含む)、新たに開催していただきたい企画など、挙げることが可能です。今後考えて行きましょう。

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Akihoshi Yokoran
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