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開催してほしい展覧会(20世紀前半篇)

モダン都市の写真史1923-1944(2247)

次の本が刊行されています。

 

モダン都市の写真史1923-1944 写真雑誌「フォトタイムス」にみる視覚の革命

和田博文

筑摩選書0335

2026

2100円+210円=2310

https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480018540/

 

おおすごい。

さらに、書店でこの本が、先にご紹介している「瀧口修造と前衛写真」に隣に並んでいるのを見られるのもびっくりです。

 

目次を掲載しておきます。

 

【目次】

はじめに 写真誌『フォトタイムス』が語る「視覚の革命」


第一章 関東大震災とモダン都市の出現
1 一九二三年、近代都市景観が一夜で消えた
「肉眼」の驚愕――「眼の位置」も「対象の位置」も選べない
3 震災バラックのスケッチ、考現学の誕生、『新版大東京案内』
4 帝都復興祭――一九三〇年の視覚のフェスティバル
5 モダン都市のスピードと、新しい世界の編成

第二章 「視覚の革命」の始まり──モホリ=ナジ『絵画・写真・映画』と独逸国際移動写真展 
1 福原信三がパリで諦めた絵筆、ロンドンで購入したカメラ
2 モホリ=ナジ『絵画・写真・映画』と『フォトタイムス』の「モダーンフォトセクション」
3 バウハウスで学んだ日本人――仲田定之助・山脇道子・山脇巌
4 芸術写真から新興写真へ――『フォトタイムス』をどう編集するか
5 新興写真の形式と問題系――一九三〇年代初頭の『新興写真研究』
6 独逸国際移動写真展――シュトゥットガルトから東京へ
7 パリでマン・レイを訪ねる――木村専一の欧米視察(1)
8 モホリ=ナジは毎月、本誌を手にしている――木村専一の欧米視察(2)
9 保守的なイギリス、商業美術のアメリカ――木村専一の欧米視察(3)

第三章 新興写真の新形式──フォトグラム・フォトモンタージュ・タイポフォト
1 金丸重嶺『新興写真の作り方』――新興写真の水先案内書
2 モホリ=ナジのフォトグラム、マン・レイのレイヨグラフ
3 ダダイスムからフォトモンタージュへ
4 商業写真におけるフォトモンタージュの流行
5 ジャーナリズムはタイポフォトに向かっている
6 詩と写真のモンタージュ――五城康雄・阿部芳文・廣江ミチ子
7 グラフモンタージュ(1)――堀野正雄の「一人舞台」
8 グラフモンタージュ(2)――大宅壮一・北川冬彦・武田麟太郎の視線

第四章 モダン都市空間とリアルフォトの模索
1 都市美協会編『建築の東京』と大東京建築祭・東京市道路祭
2 モダン東京の建築――日本銀行と丸ビル、東京朝日新聞社と白木屋
3 夜の都市景観――ネオンサイン・建築化照明・投光照明
4 機械美とリアルフォト――ル・コルビュジエから板垣鷹穂へ
5 機械的建造物=「優秀船」・橋梁・移動起重機・瓦斯タンク・機関庫
6 堀野正雄『カメラ・眼×鉄・構成 1930―1931』のリアルフォト
7 肖像写真――性格や表情を捉える

8 消費生活の撮影――渡邊義雄の「CAMERA WORK

 

第五章 ライカの流行とスナップ写真時代の到来
1 一九三〇年代前半の『光画』と伊奈信夫「写真に帰れ」

2 オスカー・バルナックがライカを開発する――『月刊ライカ』(1)

3 劇場でも、雑踏でも、機中でも――『月刊ライカ』(2)

4 大宅壮一はライカを「理想的な万年筆カメラ」と考えていた

5 モダン都市の撮影スポット――交通・建築・盛り場・スポーツ

6 スナップ写真術――靴紐を直すふり、風呂敷でカムフラージュ

7 海辺の表情、夜の表情

8 芦屋カメラクラブからアシヤ写真サロンへ

 

第六章 ノイエザハリヒカイトと高速度撮影、万国博覧会の写真壁画
1 タイポフォトの系譜――西村皎三『遺書』、恩地孝四郎『飛行官能』
2 ベルリンオリンピック大会とパウル・ヴォルフ、レニ・リーフェンシュタール
3 村野四郎『体操詩集』――高速度写真が変えた言語表現
4 高速度撮影が更新していく「瞬間」の世界
5 写真壁画の登場――中山岩太・山本三郎・高橋錦吉
6 一九三七年のパリ万国博覧会と、原弘が構成した「観光日本」
7 博覧会とプロパガンダ――シカゴ・ニューヨーク・サンフランシスコ

第七章 シュルレアリスムの夢、前衛写真の展開
1 シュルレアリスムの模索――詩画集・写真詩・オブジェ
2 前衛写真とはどのような写真なのか
3 前衛写真協会から写真造型研究会へ
4 浪華写真倶楽部とソシエテ・イルフ
5 ナゴヤ・フォトアバンガルドと下郷羊雄『メセム属』
6 シカゴのニューバウハウスと瀧口修造の交流
7 ソラリゼーション――小石清『撮影・作画の新技法』
8 モード写真――エドワード・スタイケン、セシル・ビートンの遠い背中を追いかけて

第八章 対外宣伝誌──欧米各国との報道写真の競争
1 日中戦争の勃発、国策に沿う写真とは何か
2 報道写真という言葉の誕生、対外宣伝写真の虚実
3 報道写真に何を求めるか
4 ヨーロッパの対外宣伝誌――ドイツ・ソビエト・イタリア
5 名取洋之助が日本工房から『NIPPON』を創刊する
6 満洲の開拓地に入った渡邊勉、『フォトタイムス』の「大陸特輯号」
7 満洲のエミグラント――阿部芳文の報道写真の「主題」
8 ナチスドイツの報道中隊と写真界の新体制
9 七・七禁令、日本報道写真家協会、『フォトタイムス』の終刊

第九章 「大東亜戦争」下の写真の到達点──視界から読者が消えた
1 国策雑誌『報道写真』の創刊、東南アジアに向けられる視線
2 ヨーロッパの第二次世界大戦と、プロパガンダの戦い
3 写真は「大東亜戦争」で「思想戦」を要請された
4 東方社の『FRONT』と日本報道写真協会の結成
5 対外宣伝工作、「東亜共栄圏」、大日本写真報国会
6 写真の「日本的性格」と、資材の全面的統制

 

関連年表

主要参考文献

あとがき

人名索引

 

(目次終了)

 

まだ内容を十分に確認できていませんが、惜しむらくは、フォトタイムスの全目次と掲載写真作品全作品リストが掲載されていないことです。

この機会を逃したら、今後二度と書籍に掲載される可能性がないのではないかと思われるからです。大変残念です。

それとも、例えば、東京都写真美術館のウエブサイトに、全目次と全作品リストが載せられませんか?

ぜひ、よろしくお願いしたいところです。

 

 

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Akihoshi Yokoran
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