非常に遅ればせながら、次の展覧会が開催されていました。
何でこんな展覧会の存在を見逃しているんだという感じですが、今さらのご紹介で申し訳ありません。
和歌山県立近代美術館
特別展 和歌山県誕生150年 紀の国わかやま文化祭2021 特別連携事業
和歌山の近現代美術の精華
第1部 観山、龍子から黒川紀章まで
第2部 島村逢紅と日本の近代写真
2021年10月23日(土)〜12月19日(日)
https://www.momaw.jp/exhibit/2021quintessence/
ここでご紹介したいのは、「第2部 島村逢紅と日本の近代写真」のほうです。
出品目録も掲載されていますが、島村逢紅だけで200点超、「同時代の写真家たち」を加えれば250点に迫るという、大型企画です。
https://www.momaw.jp/cms/momaw-management/contents/uploads/2021/09/part2.pdf
島村逢紅は、基本は芸術写真(ピクトリアリスム)の写真家ですが、1つ目のURLに掲載されている作品図版だけを見ても、相当にモダニズムに寄った作品があります。福原兄弟よりもモダニズム寄りだと言えるのかもしれません。
島村逢紅は和歌山市生まれのため、この美術館での企画ということになったのだと思います。
なお、チラシも以下のURLに掲載されていますが、島村逢紅の作品は2点のみの掲載です。
https://www.momaw.jp/cms/momaw-management/contents/uploads/2021/09/2021quintessence.pdf
展覧会カタログは、まだ残部があるようですので、ご関心のあるかたはどうぞ。
なお、担当学芸員は、奥村一郎さんというかたのです。
偶然ですが、同美術館では現在、次の展覧会が開催中で、少なくとも奈良原一高の部分(全95点)は奥村さんがご担当のようです。
コレクション展2023–春 特集:新収蔵 奈良原一高の写真
会期 : 2023年02月11日(土)~2023年05月07日(日)
https://www.momaw.jp/exhibit/2023col_spring/
https://wakayama.keizai.biz/headline/2282/
なお、奈良原一高といえば、ということで、おなじみの島根県立美術館の蔦谷典子さんの講演会が催されたようです。