インターネット上の検索の不便性については、以前からいろいろ書いていますが、図書館の横断検索についてさえ、かなり不便な状態です。
ここで想定しているのは、タイトルがはっきりわかっている書籍ですが(和洋の「美術書」に限定して考えます)、それでさえ、見つけるのが難しいことがある、というお話しです。
通常は、当方の場合、だいたい次のような順番で進みます。自分の住んでいる市区町村の公立図書館、自分の住んでいる都道府県の公立図書館、自分の住んでいる都道府県等の横断検索、NDLサーチ(国立国会図書館)、ALC(美術館図書館横断検索)、CiNii(大学図書館の横断検索)、カーリルなど。
でも、これ以上は、個別に知っている図書館・図書室の独立した検索エンジンを1つ1つつぶしていかねばならないことになります。
カーリルでさえ、「全国」ではなく、「都道府県別」になるので、47回検索が必要になります。
こんなに面倒なことを、いつまで続けなければならないのでしょうか?