>>1323
次の本がつい最近刊行されました。
写真の物語──イメージ・メイキングの400年史
打林 俊
森話社
2019/7/6
3456円
488ページ
No.1247, No.1248, No.1323でご紹介した『絵画に焦がれた写真』の作者のかたの本です。
久々の本格的な写真史の本といえそうです。
実物を早く見たいものです。
目次は以下のとおり。
【目次】
プロローグ 写真史を学ぶ意義──写真について考えてみる
[I]
第1章 焦点を結ぶ欲望
第2章 目隠しの接戦──写真の発明まで
第3章 視覚革命──初期写真と社会のかかわり
第4章 初期写真の技法史
第5章 表現の広がり──ウェット・コロジオン・プロセスによる記録とドライ・プレートの登場
column 錬金術と空想科学から見る写真
[II]
第6章 芸術の息吹──写真と美術の最初の接触
第7章 「写真らしさ」と芸術──ピーター・ヘンリー・エマーソンとピクトリアリズムの成立
第8章 ピクトリアリズムの展開──一八九〇年代から一九二〇年代
第9章 さまざまな印画技法と小型カメラの登場
column 写真としての美術──絵画複製写真の世界
[III]
第10章 モダニズム写真へ──鮮明なイメージへの回帰
第11章 出版文化から見るアメリカのモダニズム写真
第12章 カラー写真小史
column ヴァナキュラー写真の分界──家族写真をめぐって
エピローグ
戦前写真史年譜
あとがき
人名・団体名索引