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開催してほしい展覧会(20世紀前半篇)

『キュビスム芸術史』の細目次(1836)

>>1899-1900

 

以前にご紹介した『キュビスム芸術史』にちなんだネタを書きたかったのですが、まとまらないので、すみませんが、細目次だけを掲載します。

 

<キュビスム芸術史・細目次>

 

目次

 

 

I 幾何学による解剖・解体と「概念の現実」の誕生

 

1 キュビスムをめぐる言説 —— レアリスムとの関係からの考察

1 プロト・キュビスムから分析的キュビスムまで

・カーンワイラーによる発展段階の記述

・バーと「分析的キュビスム」

・ルービンによる「セザンヌ的キュビスム」の定義

・スタインバーグによるルービン批判

・カーメルによる新たな年代区分

・本書での年代区分について

2 幾何学をめぐる言説と「概念の現実」

・キュビスムにおけるプリミティヴィズムと古典主義

・芸術における幾何学の二つの機能

・キュビスムと数学

・キュビスムと「概念の現実」

3 キュビスム以前の「現実」への問い

・十九世紀のレアリスムと自然主義

・ドニによる「装飾」の理論とキュビスム

 

2 現実の解剖、解体 —— 分析的キュビスムへの展開

 

1 美術解剖学における図式と抽象

・美術解剖学の歴史――自然の観察と科学的な知識

・人体比率の歴史――技術的比率と客観的比率

・キュビスムと美術解剖学、人体比率

2 ピカソと美術解剖学 —— 解剖学から「概念の現実」へ

・ピカソのプロト・キュビスム期における身体像についての先行研究

・ピカソの受けた美術教育と一九〇六年までの身体表象

・アスレティックな身体からアナトミックな身体へ

・彫刻作品におけるプロト・キュビスム

・アナトミックな身体からアナリティックな身体へ

・静物画・風景画における分析的キュビスム――ブラックとの比較からの考察

3 ピュトー・グループにおける様式的展開

・メッツァンジェとグレーズにおける分析的キュビスムの展開

・グレーズとメッツァンジェにおけるキュビスムの方法

・ル・フォーコニエ

・ジャック・ヴィヨンとレイモン・デュシャン=ヴィヨン

4 キュビスム作品における女性身体像

・《アヴィニョンの娘たち》における価値転換――退廃/再生から脱構築/再構築へ

・ぴゅとーグループの作品における女性像と自然・都市・モードとの関係

 

I部結論

 

II キュビスムの文法と詩学

 

3 芸術と詩的アナロジー —— 総合的キュビスムの文法

1 二次元と三次元の対話

・総合的キュビスムの定義

・ピカソにおける分析的キュビスムから総合的キュビスムへの展開

・グレーズおよびメッツァンジェの多視点的表現

2 形態的なアナロジーから詩的なアナロジーへ

・異質なもののあいだのアナロジーとダイアグラムの作用

・キュビスム作品の中の文字。言葉としてのキュビスム作品

・前衛芸術の造形における「メタファー」と「アナロジー」

・ピカソにおける古典主義の予見

3 「キュビスム文学」と挿絵本

・キュビスムの挿絵

・ピカソによる『聖マトレル』の挿絵

・『聖マトレル』編集者としてのカーンワイラー

・「キュビスム文学」をめぐる言説

・ルヴェルディの姉妹芸術論とブラックの挿絵

 

4 機械の詩学 —— 身体のメカニズムの探求からメカニックな身体へ

1 レジェとグリスにおける生物と無生物のアナロジー

・フェルナン・レジェと「人間の生活」

・フアン・グリスの建築的絵画

2 デュシャン兄弟、クプカ、ピカビアにおける身体表現

・デュシャン=ヴィヨンの《メゾン・キュビスト》制作過程における幾何学的表現と神秘主義との結びつき

・デュシャン兄弟とクプカにおける生理学への関心

・マルセル・デュシャンとピカビアにおける機械的な表現

・デュシャン=ヴィヨンとクプカにおける音楽への関心

・デュシャン=ヴィヨンにおける機械部品と有機的身体の融合

・デュシャン=ヴィヨンにおける解剖学と精神、機械と潜在意識の連関

・デュシャン=ヴィヨンとベルクソン

3 ヴォーティシズムにおける「現実」と機械のイメージ

・ウィンダム・ルイスにおける「現実」、「生命」と「無意識」

・ヴォーティシズムの彫刻

 

II部結論

 

 

 

 

 

 

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Akihoshi Yokoran
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