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開催してほしい展覧会(20世紀前半篇)

『キュビスム芸術史』の細目次・つづき(1837)

(つづき)

III キュビスムと第一次世界大戦

 

5 前衛と前線 —— 大戦の「現実」と視覚芸術

1 前線の風景と従軍画家たち

・戦争の記録と記憶

・フランスの従軍画家と幾何学表現

・イギリスの従軍画家と幾何学表現

・カモフラージュとキュビスム

2 前線の身体とキュビスム

・前線のデュシャン=ヴィヨンと英雄像の消滅

・レジェ、ゴディエ=ブルゼスカと戦争のオブジェ

・機械の肉体とダダ

・マックス・エルンスト作品における内部と外部の並置・融合・対立

 

6 古典主義とナショナリズム —— 第一次世界大戦前後の芸術理論と実践

1 キュビスム理論におけるナショナリズムと第一次世界大戦

・第一次世界大戦とキュビスムの時間概念と歴史観

・第一次世界大戦前のキュビスムと新たな伝統の模索

・第一次大戦後のキュビスムとナショナリズム

2 第一次世界大戦前後のピカソの古典主義

・ピカソの伝統への回帰

・ピカソと「超古典主義」

・超古典主義から超現実主義へ

 

III部結論

 

IV 新たなる「秩序」へ向けて

 

7 秩序への回帰 —— 大戦間期の美術史モデルとかたちの「生命」

1 キュビスムの歴史化と見出された「原理」

・キュビスムにおける「秩序への回帰」

・ロートと美術史のなかのキュビスム

・グレーズとキュビスムの「技法」

・画商レオンス・ロザンベールの古典主義

2 キュビスムの理論的な批判と普遍的な理論の追求

・セベリーニによる『キュビスムと伝統』(一九二一年)

・ピュリスムにおけるキュビスム理論の「浄化」

3 キュビスム以降の芸術における新たなる「現実」

・マレーヴィチの描く「新しい絵画的レアリスム」への発展史

・デ・ステイユと抽象的具象への道

・キュビスムとシュルレアリスム

 

8 キュビスムの形態学 —— 近代のユートピアと前衛芸術

1 キュビスム以降の芸術家たちと近代都市

・キュビスムと近代社会

・キュビスムと建築

2 ユートピアの創出、あるいはユートピアへの回帰

・二つのユートピアと「人間への回帰」

・ユートピアと文化帝国主義の道具としての「普遍」概念

・オザンファンのユートピアと「全体性」のヴィジョン

 

IV部結論

 

V 第二次世界大戦前後の政治社会とキュビスム

 

9 大戦の影と文化的地勢図 —— 展示・論争におけるキュビスムの位置づけ

1 1930年代のフランスにおける現代美術史研究と美術展示

・『現代美術史』(一九三五年)におけるキュビスムの地理学と民族学

・二つの独立派美術展

・キュビスムの壁画

・《ゲルニカ》の咆哮と彷徨

2 レアリスム論争の背景と展開

・背景としての二つの国際会議

・「レアリスム論争」におけるキュビスムの位置づけ

・「表現主義論争」におけるキュビスム批判

・諸論争におけるキュビスムの位置づけの類型

3 第二次世界大戦下のキュビスム

・ナチス政権、ヴィシー政権とキュビスム

・ナチス占領下のパリにおけるキュビスムの展示

・一九四二年六月『コメディア』誌におけるヴラマンクとロート、二つの見解

・フランス人美術史家によるキュビスムの擁護

 

10 キュビスムの生と死 —— 戦後の社会とフランス文化の復興

1 フランス文化の再建

・解放後のパリにおけるキュビスムとピカソ

・教育者としてのピカソと戦後の立体作品

・労働者としてのピカソと戦後の焼きものづくり

・レアリストとしてのピカソとアラゴン

2 サロン・デ・レアリテ・ヌーヴェル

・社会主義レアリスム、ヌーヴォー・レアリスムとレアリテ・ヌーヴェル

・一九三九年シャルパンティエ画廊でのでの『レアリテ・ヌーヴェル』展

・一九四六年第一回サロン・デ・レアリテ・ヌーヴェルの開催

・キュビスムの芸術家の離脱

 

V部結論

 

1 見ることと知ること —— 認識メカニズムの表現としてのキュビスム

2 理論と歴史 —— キュビスムと価値システムの構築

3 言葉とイメージ —— 諸現実の地層の再配置

 

あとがき

初出一覧

図版一覧

事項索引

人名索引

仏文要旨

仏文目次

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Akihoshi Yokoran
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