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開催してほしい展覧会(20世紀前半篇)

4件の文献すべてに含まれている写真家(1891)

最近ご紹介した、次の4件の文献すべてに含まれている写真家をピックアップしてみました。

Photography 1839–1937

OBJECT:PHOTO

The New Vision

Photographies 1905-1948

 

Berenice Abbott

Henri Cartier-Bresson

Walker Evans

Florence Henri

Andrè Kertész

George Platt Lynes

Man Ray

László Moholy-Nagy

Roger Parry

Edward Steichen

Paul Strand

Maurice Tabard

Edward Weston

 

以上13名です。

 

大体がなるほどと思う写真家ですが、それでも、この顔ぶれを見てう~んと思うことがあります。

まずは、

Roger Parry

が一番意外ですかね。当方の勉強不足でもありますが、その代表的作品がぱっと浮かびません。日本での展覧会企画で、作品が展示されたことがあったでしょうか?

次に、

George Platt Lynes

が意外かもしれません。個人的には好きなのですが、なかなかマイナーなので、「13人」という人数の中に入るかというとどうだろうか、と思います。

最後に、

Florence Henri

13人」から上記2名を除いた残りの11名の写真家の中で見ると、「有名感」が劣る気がします。

 

逆に、20世紀前半に活躍した写真家の中で含めるべきではないかと思う写真家は、まず、

・アルフレッド・スティーグリッツ(Alfred Stieglitz

・マーガレット・バーク=ホワイト(Margaret Bourke-White

2人ですね。スティーグリッツは、ピクトリアリスムとの移行期の写真家なので微妙なのかもしれませんが、やはり「近代写真の父」として入ってしかるべきでしょう。他方、バーク=ホワイトは、報道写真家というのが、美術・芸術的には弱いのかもしれませんが、女性報道写真家の本格的な意味での草分けという点を考えると、入っているべきでしょう。こう言っては何ですが、同じ女性のフローレンス・アンリをしのぐと思います。

 

さらに考えると、

・ブラッサイ(Brassaï

・アルベルト・レンガー=パッチュ(Albert Renger-Patzsch

・アレクサンドル・ロトチェンコ(Alexandre Rodchenko

・アウグスト・ザンダー(August Sander

あたりはどうでしょうか?

 

考えすぎのような気もしますが、さらに考えると、次のレベルとしては、

・アンセル・アダムス(Ansel Adams

・イモージン・カニンガム(Imogen Cunningham

・ドロシア・ラング(Dorothea Lange

・マーティン・ムンカッチ(Martin Munkàcsi

くらいでしょうか? ウェストンがもともとの13人に含まれているのですから、その関係で、アダムスなどは、より一層含めるべきなのかもしれません。

 

以上、追加候補として挙げた10人は、もちろん4件の文献のいずれかには入っているのですが、「4件の文献すべてに含まれている」となると、入らなくなってしまうのです。

 

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Akihoshi Yokoran
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