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開催してほしい展覧会(20世紀前半篇)

「写真の都」物語の写真家(1931)

以前ご紹介しました名古屋市美術館の「写真の都物語」ですが、展覧会自体はもう終了してしまいましたが、その展覧会カタログに該当する書籍が国書刊行会から刊行されています。前回の、やはり竹葉丈さんの企画「異郷のモダニズム」(2017年)と同じ状況ですね。

 

なお、本展に関する過去2回の投稿は以下のとおり。

名古屋写真運動史(1865

「写真の都」物語 名古屋写真運動史:1911-1972 ―1881

http://www.art-museum.city.nagoya.jp/photography

202126日(土)~328日(日))

 

ぜひ、書店や公立図書館でご覧いただきたいと思いますが、ここでは、1945年までについて、掲載された写真家を列挙いたします。

(なお、I, II, IIIの間では重複している場合も記載いたしました)

 

I 写真芸術のはじめ 日高長太郎と<愛友写真倶楽部>

日高長太郎

山本五郎

大橋松太郎

益子愛太郎

松浦幸陽

榊原青葉

蜂須賀周三

松山岩根

永田蘇堂

津坂淳

高田皆義

 

II モダン都市の位相 「新興写真」の台頭と実験

海部誠也

紅村清彦

松浦幸陽

佐溝勢光

成田春陽

小足良之助

今井信男

永田二龍

高田皆義

稲垣泰三

小此木光也

小島祐三

渡邊政勝

木村秀利

坂田稔

山本勘助(悍右)

 

III シュルレアリスムか、アブストラクトか 「前衛写真」の隆盛と分裂

高田皆義

坂田稔

下郷羊雄

田島二男

稲垣泰三

 

佐藤季雄

 

山本悍右

 

後藤敬一郎

 

高橋善一

服部義文

 

これら11人について、「写真家経歴」のようなページですべて経歴が掲載されていればよかったのですが、主要な写真家には本文の解説に記載があるものの、それ以外の写真家については経歴の記載がありません。

なお、これらの写真家は、この書籍に掲載された作品の写真家ですので、展覧会での出品作品の写真家とは(わずかな)「ずれ」があるかもしれません。ご注意ください。

 

最後にせっかくですので、1945年までの3章について、目次を掲載しておきます。

 

I 写真芸術のはじめ 日高長太郎と<愛友写真倶楽部>

日高長太郎 初期写真/山本五郎 初期写真/日高長太郎の完成作品(ゴム印画)とレタッチ/<愛友写真倶楽部>第一世代全盛期の作品/愛友写真倶楽部第1回展覧会『画集』/写真画集『白陽』/芸術写真研究雑誌『銀乃壺』

 

II モダン都市の位相 「新興写真」の台頭と実験

日常スナップ/光と影の構図/女を撮る/舞台写真/マチエールとモンタージュ/ディストーションとマニピュレーション

 

III シュルレアリスムか、アブストラクトか 「前衛写真」の隆盛と分裂

半静物”― ―屋外で静物を組む/新即物主義の徹底/超現実主義写真集『メセム属』/<レディ・メイド>オブジェの発見/モンタージュ・シュルレアリスム/フォト・アブストラクト― ―抽象的造影と民家・民藝への接近

 

 

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