「B」の欄の「△」は、取り上げられている作品が戦後の作品であることを意味しています。が、正確には、「A」の中にも、「△」が含まれています。
なお、表の「A」で「X」となっている小石清の「初夏神経」もそうでしたが、堀野正雄の「カメラ・眼×鉄・構成」も「A」の「シリーズ」に選ばれている「日本写真史の至宝[全6巻+別巻1]」に含まれています。
3冊とも収録している写真家をピックアップすると、以下の16人
3 |
福原信三(1883-1948) |
〇 |
〇 |
〇 |
7 |
淵上白陽(1889-1960) |
〇 |
〇 |
〇 |
8 |
野島康三(1889-1964) |
〇 |
〇 |
〇 |
4 |
福原路草(1892-1946) |
〇 |
〇 |
〇 |
10 |
山本牧彦(1893-1985) |
〇 |
〇 |
〇 |
12 |
中山岩太(1895-1949) |
〇 |
〇 |
〇 |
13 |
飯田幸次郎(1895-1966) |
〇 |
〇 |
〇 |
15 |
塩谷定好(1899-1988) |
〇 |
〇 |
〇 |
25 |
安井仲治(1903-1942) |
〇 |
〇 |
〇 |
31 |
影山光洋(1907-1981) |
〇 |
〇 |
〇 |
35 |
名取洋之助(1910-1962) |
〇 |
〇 |
〇 |
38 |
桑原甲子雄(1913-2007) |
〇 |
〇 |
〇 |
39 |
植田正治(1913-2000) |
〇 |
〇 |
〇 |
46 |
濱谷浩(1915-1999) |
〇 |
〇 |
〇 |
50 |
山端庸介(1917-1966) |
〇 |
〇 |
〇 |
52 |
林忠彦(1918-1990) |
〇 |
〇 |
〇 |
このスレではかなりおなじみの顔ぶればかりになります。
最後に、これら3冊に収録されていないからといって、「重要な写真家ではない」という結論にはならない、ということを念のため書いておきます。冒頭に書きました、「D:日本写真家事典(328人、2000年)」では「1880年~1920年生まれのみで150人程度」ですから、3冊の合計62人の倍以上です。しかも、「日本写真家事典」といえども網羅的とはいえず、たとえば、金丸重嶺などは抜けています。