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開催してほしい展覧会(20世紀前半篇)

さまよえる絵筆(2001)

もう1年前ですが、昨年、次の本が刊行されています。

 

さまよえる絵筆

東京・京都 戦時下の前衛画家たち

弘中智子(板橋区立美術館・学芸員)・清水智世(京都府京都文化博物館・学芸員)・編著

みすず書房

2021

 

これは、編者の肩書から予想できるように、編者の肩書にある2館において昨年開催された同名の展覧会の展覧会カタログという位置づけの本で、みすず書房の本としては、大変珍しいのではないでしょうか?

その内容はサブタイトルが示す通りですが、ようは、「前衛絵画」が戦争に死滅させられることなく、様々な道を模索していた、ということを紹介しています。

 

表紙に記載されている画家名27名を書きますと以下のとおりです。

 

福沢一郎

小川原脩

杉全直

吉井忠

古沢岩美

靉光

麻生三郎

寺田政明

松本俊介

難波田龍起

山口薫

小野寺利信

長谷川三郎

北脇昇

小牧源太郎

吉加江清

小石原勉

原田潤

安田謙

今井憲一

松崎政雄

井上稔

田村一二

三水公平

小栗美二

杉山昌文

島津俊一

 

以上の見慣れた名前の多い顔ぶれを見るだけでもうれしくなりますが、中身も、かなり重厚です。

 

本日はこれだけですが、今後さらに詳しくご紹介できればと思っています。

とにかく、一般書であるため、公立図書館でも容易に見ることができる、という点が、大変うれしいことです。

 

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