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開催してほしい展覧会(20世紀前半篇)

「前衛写真」の精神・展覧会カタログについて(2075)

まだ展覧会は新潟市美術館で会期中。

他方、展覧会カタログはもうとっくに書店に並んでおりますが、このスレッドの観点からも、戦前の部分に見るべきものがあります。

ただ、やはり、物足りない。

 

瀧口修造に関する戦前の写真関係だけで(本書で言えば、第1章がカバーする範囲だけで)、この1冊くらいの量は必須です。

そういう展覧会企画、または書籍を強く希望します。

(瀧口修造の活動を考えれば、量・質ともそれ以上ではないかと思いますが、いきなりは、そのような企画・書籍は無理でしょう。)

 

今回の本の目次だけ以下に掲載しておきます。

 

目次

第1章 1930‐40年代 瀧口修造と阿部展也 前衛写真の台頭と衰退(はじまりのアジェ;阿部展也、美術作品を撮る;『フォトタイムス』における阿部展也の写真表現;「前衛写真協会」誕生とその時代、その周辺―「前衛写真座談会」をきっかけに)

第2章 1950‐70年代 大辻清司 前衛写真の復活と転調(大辻清司、阿部展也の演出を撮る;大辻清司の存在論のありか―「APN」前後の動向を手がかりとして;『文房四宝』―モノとスナップのはざまで;私(わたくし)の解体―「なんでもない写真」)

第3章 1960‐80年代 牛腸茂雄 前衛写真のゆくえ(桑沢デザイン研究所にて;日常を撮ること;『SELF AND OTHERS』(1977)

紙上に浮かび上がるかたち 牛腸茂雄と瀧口修造

『見慣れた街の中で』(1981))

 

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Akihoshi Yokoran
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