20世紀後半の美術についての展覧会企画ですが、あえてご紹介します。
次の展覧会が開催中です。
オチ・オサム展
福岡市美術館
2024年1月24日(水)〜3月24日(日)
https://www.fukuoka-art-museum.jp/exhibition/ochi_osamu/
(チラシも出品作品リストも掲載されていて、さずがです。)
「九州派」のメンバーとして活動したオチ・オサム(1936-2015)の作品・資料約180点を紹介、ということで、楽しみな内容。場所が近ければ、ぜひ行きたいところです。
残念ながら、関東や関西へは巡回しないんでしょうね。
担当学芸員は忠あゆみさんです。
ところで、九州の20世紀前半の前衛的な写真と言えば「ソシエテ・イルフ」で、この忠あゆみさんの企画が数年前に開催されたばかりですが、まさか、九州の20世紀前半の前衛的な写真は、それだけではないでしょう? 戦前に、福岡県(というか福岡市)以外に、写真撮影をしていた人がいなかったはずはなく、九州内の各県に、写真倶楽部が存在していても全く不思議ではありません。そういった戦前の活動や写真作品についての調査、研究、掘り起こしが、九州各県の県立美術館等で進められているのでしょうか? それとも美術館による動きは皆無なのでしょうか? ぜひ、そういった調査、研究、掘り起こしを進めていただきたいところです。そろそろ、本当に資料が発見できない状態になってきていると思いますので、時間的には限界ではないでしょうか。
自分では何もしていないくせに、焦りを感じてきています。
よろしくお願いいたします。