忍者ブログ

開催してほしい展覧会(20世紀前半篇)

ジョアン・ミロ、ジュアン・ミロ、ホアン・ミロ(2166)

現在開催中のミロ展の情報を見ていたら、Joan Miroに対して、「ジュアン・ミロ」という表記があって、「あれ、間違っている?」と思ったのですが、実は、間違っていなくて、

 

ジョアン・ミロ

ジュアン・ミロ

 

2つの表記があって、いずれも間違いではなく、最近はむしろジュアン・ミロが優勢になりつつあるようです。「Joan」というつづりだから、「ジョ」だと思い込んでいるとそうでもないということで、名前の読み方は難しいものです。

 

さらに、かつては、

 

ホアン・ミロ

 

という表記もあったと思うのですが、これは、スペイン語の中でも、カスティーリャ語式の読みだそうで、ミロの出身地の言葉であるカタルーニャ語では、「ジョアン・ミロ」か「ジュアン・ミロ」なのだそうです。

 

そうだとすると、Juan Gris

 

ホアン・グリス(フアン・グリス、ファン・グリス)

 

と呼ばれることが多いと思うのですが、このままで大丈夫かなと調べてみると、どうやらマドリード出身なので、この作家の場合はこれが正しいようです。

 

名前の読み方はややこしい。

慎重に考えねばなりません。

 

拍手[0回]

PR

コメント

プロフィール

HN:
Akihoshi Yokoran
性別:
非公開

P R