>>No.1865でご紹介した名古屋市美術館の企画ですが、若干詳しい情報が公開されていましたので、共有させていただきます。
量はそれほどでもないので、ウエブサイトをそのままコピーします。
http://www.art-museum.city.nagoya.jp/exhibitions/temporary_ex
The Movement of Modern Photography in Nagoya 1911-1972
9月12日[土]-11月1日[日]
近代名古屋の写真表現は、1920年代に日本のピクトリアリズム(絵画主義的写真)をけん引した〈愛友写真倶楽部〉の活動に始まります。1930年代末には「前衛写真」と呼ばれた“名古屋発信”の表現が全国を席巻しました。戦後になると、リアリズム運動と主観主義運動が“鎬を削り”、やがて、写真家・東松照明の出現と彼によって〈中部学生写真連盟〉が組織され、若い感性が独自の表現を模索しました。本展覧会は、時代や社会のなかで、思潮を反映しながら展開した各時代の表現活動を「運動」としてとらえ、その軌跡を辿ろうとするものです。
少し全体像が分かりました。戦前はかなり入っていますね。
次は、規模がわかればいいですね。「常設企画展」ではなく、それより一段レベルの高い(最高レベルの)「特別展」の枠ですから、かなり大規模(作品200点規模かそれ以上?)であることが期待できます。そのあとは、展示作品リストですかね。
さらなる情報に期待しましょう。新しい情報が出てきましたら、またご紹介いたします。
ちなみに、同時期に、常設企画展で、「日比遊一写真展 “imprint”, photographs by Yuichi Hibi」も開催されます。
http://www.art-museum.city.nagoya.jp/exhibitions/thematic_ex
2019年9月と少し古いですが、面白い記事を見つけました。
写真史・写真論の入り口に、1万円で立ってみる。【 #1万円で始める写真史 】【 写真本選書企画 その1 】
https://note.com/haia_i/n/ne38c21dbd392
「写真史・写真論の本を1万で揃えると?」という記事です。
もともとツイッターであったツイートをまとめた記事のようですね。
おなじみの本がたくさん紹介されています。
以前にご紹介した『写真の物語』(No.1830)の著者である打林俊さんなどという専門家の方も書いておられます。
さて、では、自分だったら何を選ぶか?
方向性としては、
・人名事典といった工具的なものを選ぶか?
・戦前の日本写真史に関する飯沢三部作を選ぶか?
・ローゼンブラムの「写真の歴史」を選ぶか?
・最近の(といっても2018年)、『光画』と新興写真: モダニズムの日本 を選ぶか?
この話題また続きます。
ところで、「写真本選書企画 その2」はあるのでしょうか?
1週抜けてしまい、すみません。
さて、ずいぶん以前から公表されていたようですが、東京国立近代美術館工芸館が2020年2月28日で東京での活動を終了し、2020年夏に金沢市(石川県金沢市出羽 町 3-2)に移転し、(通称)国立工芸館になるとのことです。
https://www.momat.go.jp/cg/ishikawa/
しかし、これらのページを見ても、全然情報が不足しており、なぜ金沢市なのかという点、また金沢での今後の活動が見えませんね。
夏はまだやや先ですから、これからの情報開示に期待しましょう。
新型コロナウイルスで美術館の休館が相次ぎ、また長期化する中、やはり、美術館を訪問することなく、各自の好きな自由な場所で、展覧会や作品を見ることができる、いわば「オンライン美術館」という方向性も目指していただきたいものです。
以前にも、別の関心から同様のことを書きましたが(例えば、No.1783では「バーチャル・ツアー」と表現しました)、今回の問題で、その必要性、重要性が図らずも強く認識できそうな状況になってきている気がします。
短期間ですぐに実現する、ということは無理なのでしょうが、どうか前向きに、加速をお願いしたいところです。展覧会そのもの(特に大型展)は、入場料の問題や作品のほとんどを海外を含めた他館から借りているという企画が多いだろうという状況から、権利的(法的)、技術的に無理かもしれませんが、所蔵作品(ようするに「常設展」のような企画)であれば、現時点でも、ほぼほぼ可能なのではないでしょうか?
どうかよろしくお願いします。
少し前ですが、次の本が刊行されています。
芸術家たちの危機―戦争の世紀のなかで
佃 堅輔
西田書店
発売日: 2020/1/20
¥2,970
単行本: 244ページ
ISBN-10: 4888666458
ISBN-13: 978-4888666459
表紙を見ても、間違いなく、20世紀前半の作家が多く取り上げられていることがうかがえ、実際にも取り上げられている作家は14人。
内容について期待できると思います。
目次は以下のとおり。
1
禅と水墨画への傾斜―ユーリウス・ビシエール
針金による抽象彫刻―ハンス・ウールマン
社会的人間像への鋭い観察―ヨーゼフ・シャルル
印象を色彩の歌に―マリアンネ・フォン・ヴェレフキン
大都市のエモーション―ゲオルゲ・グロッス
渦巻き、生と死のシンボル―フンデルトヴァッサー
詩的オヴジェ・トルヴェ―クルト・シュヴィッタース
愛すべき画家の告白―イダ・ケルコヴィウス
忘れがたき仲間―エーリッヒ・ヘッケル
2
神話へのいざない―マルク・シャガール
焼失した絵“哲学”―グスターフ・クリムト
画家たちの深い友情―ヤウレンスキーとクレー
オランダ、孤独な日々―マックス・ベックマン