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開催してほしい展覧会(20世紀前半篇)

流氓ユダヤと神戸の歴史/敦賀ムゼウム(2218)

次の展覧会が昨日から開始しました。

 

流氓ユダヤと神戸の歴史

人道の港 敦賀ムゼウム

2026314日(土)~614日(日)

https://tsuruga-museum.jp/modules/exhibition/index.php?action=PageView&page_id=25

https://tsuruga-museum.jp/modules/news/index.php?action=PageView&page_id=193

 

この「敦賀ムゼウム」というのは、ロシア革命や第2次世界大戦中のナチスやソ連を原因とするポーランド孤児やユダヤ難民を特に対象に、「人権」を考えるための博物館(「ムゼウム」はポーランド語だそうです)ということです。

なぜ、そういう博物館が敦賀にあるのかというと、かつて敦賀は、ヨーロッパからシベリア鉄道に乗ってアジアに逃れてきた難民の人々が、船に乗って日本にたどり着く入口だった、ということなのです。

 

その場所で、なんと丹平写真俱楽部の「流氓ユダヤ」(兵庫県立美術館蔵)が大きく取り上げられるという企画です。

ただ、どうも、「流氓ユダヤ」は、実作品ではなく写真パネルによる展示のようです(その分、、サイズが大きくなって見ごたえがあるかもしれません)。

とはいえ、貴重な企画です。そもそも、丹平写真倶楽部の「流氓ユダヤ」については、必ずしも中心的に取り上げれることはなかった、安井仲治や丹平写真倶楽部の広い活動の中の、または、日本の近代写真の動きの中の1つの作品群という取扱いだったのではないかと思います。それを補う意味でも、この企画は重要であると考えます。

特に思うのは、「流氓ユダヤ」を芸術的な観点だけでなく、むしろ、社会的な観点を強調して取り上げるという今回の企画のような方向性は、安井仲治など、この撮影にかかわった写真家たちも望んでいたことではないか、ということです。

 

日本では、「美術館」と「博物館」に「ミュージアム(ムゼウム)」が二分されているという状況があります。しかし、今回のように、本来、美術館がカバーしている写真作品が、越境して博物館側に流れ込むというような現象が起こるということは、今後も同様な交流の可能性がある、それが期待できるだろうと思います。

そのような融合的な企画を、ぜひとも、今後もよろしくお願いいたします。

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Akihoshi Yokoran
性別:
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