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開催してほしい展覧会(20世紀前半篇)

生成AIについてつづき(戦前の日本の写真家10人)(2162)

先にご紹介しましたように、生成AIで、写真家の名前の欧文つづりと生没年について回答を求めたところ、思った以上にいい結果が出ました。No.2054、No,2055で調べた2023年4月から、かなり性能が良くなっている可能性を感じました。そこで、同じ質問をして、その性能の向上具合を調べることにしました。

 

対象のAIは、欧文つづりと生没年を調べた時と同じ、次の3つ。

 

Chat GPT(Open AI)とGemini(旧称Bard)(Google)とCopilot(Microsoft)

 

さらに、質問は、No.2054と同じ、次の質問です。

 

『1920年から1945年までに活躍した最も重要な日本の写真家を10人挙げて下さい。名前は漢字表記で、また生没年も併せて記載してください。』

 

1)まず、Chat GPT(Open AI)の結果です。

『1920年から1945年に活躍した日本の写真家の中で、特に重要とされる10名を以下に挙げます。名前は漢字表記で、生没年も併せて記載いたします。

  1. 木村 伊兵衛(きむら いへい、1901年 - 1974年)
  2. 福原 信三(ふくはら しんぞう、1883年 - 1948年)
  3. 福原 路草(ふくはら ろそう、1892年 - 1946年)
  4. 名取 洋之助(なとり ようのすけ、1910年 - 1962年)
  5. 土門 拳(どもん けん、1909年 - 1990年)
  6. 渡辺 義雄(わたなべ よしお、1907年 - 2000年)
  7. 濱谷 浩(はまや ひろし、1915年 - 1999年)
  8. 大竹 省二(おおたけ しょうじ、1920年 - 2015年)
  9. 林 忠彦(はやし ただひこ、1918年 - 1990年)
  10. 木村 伊兵衛(きむら いへい、1901年 - 1974年)

これらの写真家たちは、1920年から1945年の間に日本の写真界で重要な役割を果たしました。彼らの作品や活動は、日本の写真史に大きな影響を与えています。』

 

2)続いて、Gemini(旧称Bard)(Google)の結果です。

『1920年から1945年までに活躍した日本の重要な写真家10人を、漢字表記と生没年付きでご紹介します。

  • 木村伊兵衛(1894年 - 1974年):日本のリアリズム写真の先駆者。
  • 土門拳(1909年 - 1990年):社会派写真家。代表作に『筑豊のこどもたち』など。
  • 名取洋之助(1910年 - 1962年):報道写真家。雑誌『LIFE』の日本人スタッフ。
  • 濱谷浩(1915年 - 1999年):報道写真家。日本の農村の現実を捉えた作品で知られる。
  • 植田正治(1913年 - 2000年):アマチュアリズム写真家。独特な構図とユーモアが特徴。
  • 石元泰博(1921年 - 2012年):戦後の日本写真界を牽引した写真家。
  • 東松照明(1930年 - 2012年):日本の近代化と伝統の狭間を捉えた作品で知られる。
  • 川田喜美(1925年 - 2018年):抽象的な表現の写真家。代表作に『地図』など。
  • 奈良原一高(1931年 - 2020年):日本の現代写真の礎を築いた写真家。
  • 細江英公(1933年 - 2024年):前衛的な表現の写真家。代表作に『男と女』など。

これらの写真家は、日本の写真史において重要な役割を果たし、後の世代に大きな影響を与えました。彼らの作品は、日本の社会や文化、人々の生活を捉え、時代を記録する貴重な資料となっています。』

 

3)最後に、Copilot(Microsoft)の結果です。

『こちらが1920年から1945年までに活躍した日本の写真家のリストです:

  1. 植田正治(うえだ まさはる、1890年 - 1966年)
  2. 土門拳(どもん けん、1906年 - 1980年)
  3. 岡田桑三(おかだ そうぞう、1897年 - 1962年)
  4. 林忠彦(はやし ただひこ、1900年 - 1971年)
  5. 藤本四八(ふじもと しじゅう、1898年 - 1960年)
  6. 濱谷浩(はまや ひろし、1907年 - 1991年)
  7. 安井仲治(やすい ちゅうじ、1904年 - 1984年)
  8. 中山岩太郎(なかやま いわたろう、1892年 - 1964年)
  9. 植田正治(うえだ まさはる、1890年 - 1966年)
  10. 川島浩(かわしま ひろし、1904年 - 1988年)

これらの写真家たちは、日本の写真史において非常に重要な貢献をしています。興味深いですね!どの写真家についてもっと知りたいですか?』

 

以上ですが、やはり、いろいろと問題が残っています。非常に評価が難しいですが、100点満点で何点くらいかを考えてみましょう。

 

1)Chat GPT(Open AI)

挙げられた10人中、大竹省二以外は、戦前の写真家ですから、かなり高得点と言わねばなりません。前回は10人中2人(木村伊兵衛と福原信三)しか戦前の写真家ではなかったので、目を見張るような「進化」です。しかし、「10人の戦前の写真家」に入っていてしかるべき、重要な写真家である安井仲治、中山岩太、小石清、野島康三が4人とも抜けています。この4人を落とすことはできないでしょう。以上から、60点としたいと思います。

 

2)Gemini(旧称Bard)(Google)

今回の3つのAIの中で最も悪い結果を出して来ました。10人中5人は戦後の写真家。しかも、川田喜久治の名前を間違えている。さらに、上に記載しました重要な写真家の4人、安井仲治、中山岩太、小石清、野島康三も含まれていない。これは、30店~40点でしょう。最後に、名取洋之助は、本当に「雑誌『LIFE』の日本人スタッフ」でしたっけ?

 

3)Copilot(Microsoft)

この回答は、3つのうち最も点数が付けにくいものです。写真家ではない「岡田桑三」が含まれている(しかし、「独逸国際移動写真展」の招致(村山知義とともに)という写真に関係した重要な活動もある)。それ以外に、戦後の写真家といえるのは川島浩1人だけ。ということは、残り8人は戦前の写真家といえることになり(実際には、植田正治が重複していて7人)、しかも、上記重要な写真家4人のうち安井仲治、中山岩太を含んでいるという、大きく評価できるポイントがあります。ところが、中山岩太の名前を間違えている(生没年も間違えている、なお安井仲治も生没年が間違っている)。安井仲治も藤本四八も植田正治も名前の読み方を間違えている(名前の読み方を書いてくれなどと、こちらから求めてはいないのだが?)。以上を踏まえて、せっかく安井仲治と中山岩太が入っているのですが、ChatGPTと同じ60点としたいと思います。

ちなみに、上に書いてあるものを除き、個別の生没年が正しいかどうかはいちいちチェックしていません。ただ、誘惑に負けて、最初の2人、植田正治と土門拳の生没年を確認しましたが、いずれも間違いでした。

 

以上ですが、ひとことで言えば、「このレベルでは、どのAIもまだまだ使えない」ということです。回答について評価できる人間が見て確認しないと、そのままの内容では、未だに怖くて使い物にならない、ということです。

加えて、予想できない間違いをするという点もAIの怖さとして感じました。例えば、「安井仲治」という名前はあっているのに、読み方も生没年も違うという間違い。名前があれば、ネット上でいくらでも情報があり、読み方も生没年も確認の方法があるはずなのに、結局間違っている。確認を怠ったのか、それとも、それ以外の理由があるのか不明です。人間のほうがかえって間違えないと思います。

なお、今回は、前回と同じ質問にするため、あえて「情報の出典」についての質問は追加しませんでした。「やすいちゅうじ」や「中山岩太郎」がどこから来た間違いなのか別途確認してもいいかもしれませんが、あまり生産的ではないでしょう。

 

他方、No,2055で試した質問は、次の通りです。

 

『写真家である高橋渡(1900-1944)の詳細な経歴を教えて下さい。』

 

前回(2024年4月)のChat GPTの間違いだらけの回答(あまりにひどくてこのブログに掲載もできませんでした)とは異なり、今回は、3つの生成AIとも、及第点の回答を出して来ましたので、ここには掲載いたしません。Wikipediaや東京都写真美術館のサイトを参照して回答を生成しているようです。少なくともWikipediaの記事などは、前回の時点にも存在していましたが、前回は参照を怠っているのですね。

 

また1年くらいたったら、生成AIに対して同じ質問(1920年から1945年までに活躍した最も重要な日本の写真家を10人)をしてみようと思います。「代表する10人」ような質問は、質問する側がよく知っている分野であれば、各生成AIの能力を比較して評価することに適した質問と言えるかもしれません。

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Akihoshi Yokoran
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