>>1815
デ・キリコの「ヘクトールとアンドロマケー」の調査については、たいへん恥ずかしながら頓挫しており、ここで結果をご報告できる見通しがたっていません。
ところで、No.1809でご紹介したカタログ・レゾネの編者名ですが、「サクライシク」という言葉をグーグル検索すると、大変困ったことに、このブログと「ニコニコ大百科」の「50音順単語記事一覧」しかヒットしません。こんなことでいいのでしょうか? どこの誰だかわけのわからない人物ではなく、かのデ・キリコのカタログ・レゾネの編者なんですが??? ネット上には情報があふれているようでいて、いかに限られた情報しか掲載されていないか、逆に言うと、ネット上で見つからない情報がいかにたくさん存在するか、ということで、インターネットを過信してはいけないな、ということだと思います。
なお、「クラウディオ・ブルーニ・サクライシク」というカタカナ表記は、美術出版社『現代美術の巨匠 デ・キリコ』(ペル・ジムフェレール著、佐和瑛子・訳、1994年)の表記(p21)を採用しています。