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開催してほしい展覧会(20世紀前半篇)

セザンヌ-近代絵画の父、とは何か(1833)

次の本が刊行されています。

 

セザンヌー近代絵画の父、とは何か

永井隆則・編

イザベル・カーン、浅野春男、大木麻利子、工藤弘二・著

三元社

2019/7/17

4536円(4200円)

 

一見みすずの本かと思ってしまいましたが、違いました。

 

セザンヌは、確かに「近代絵画の父」と呼ばれていますが、なかなか理解できていません。

単純に、作品自体を見ることはありますが、その位置づけがよく理解できていないのです。しかし、知りたい、理解したいと思っています。

このような、そのテーマをストレートに対象とする本が刊行されるのですから、もやもやしている人が多いということなのでしょう。

実物をしっかりと読んでみたいと思います。期待しています。

ただ、懸念するのは、詳細に議論しすぎていて、余計にわからなくなるのではないかというおそれです。

 

最後に、目次は以下のとおり。第2部も資料として非常に役に立ちそうです。

 

1 セザンヌ近代絵画の父、とは何か?

・序論「近代絵画の父セザンヌ」とは何か?を問うことの意味

・ピカソと師セザンヌ、近代性への道

・英語圏における“近代絵画の父セザンヌ”像の形成と展開

・セザンヌのりんご

・ポール・セザンヌは、いつ、どのようにポスト印象主義者となるのか?―マイア=グレーフェのセザンヌマレー比較論

・「近代絵画の父‐セザンヌ」像は、日本で如何にして形成されたか?

2 セザンヌ基礎知識

・セザンヌ芸術の基礎概念

・セザンヌの人生

・セザンヌ研究の方法

・セザンヌが生活し制作した場所

・セザンヌと同時代の批評家たち

・セザンヌのコレクターたち

・セザンヌ展の歴史―生前と没後から現在まで

・セザンヌ油彩画、所蔵国別一覧表

・セザンヌ文献表

 

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