No.1844-No.1845でご紹介しました、「JCIIフォトサロンコレクション展」ですが、1950年までの展示作品のリストを以下に掲載します。
それにしても、このような作品リストをJCIIフォトサロンのウエブサイトに掲載していただければと思うのですが、いかがでしょうか? そして、この企画だけでなくて、すべての企画について、作品リストが重要な情報だと思います。急に全部の企画で掲載を、と申し上げても無理でしょうから、まずは、今後の企画について、順次掲載していっていただければと願っています。
(以下、冒頭のページは、展覧会カタログのページです。)
p4:福原 信三 1913年 博労 巴里とセイン/フランス
:江口 南陽 1920年 春雨
p5:渡辺 淳 1926年 冬/福島
p6:重田 欣二(Harry K. SHIGETA)(n.d.) 前田寅次/アメリカ
:山本 牧彦 1929年 クラリネットを吹く少年の図
p7:田村 栄 1931年 白い花
p8:吉川 富三 1931年 伊藤蒼海君
:本間 鉄雄 1931年 [チューリップ]
:前田 寅次 1931年頃 A Night Tunnel 夜ノトンネル
p9:G. T. Sun 1933年 陸軍特別大演習記念写真/福井
p10:桜井 栄一 1934年 伊豆風景 峰温泉/静岡
:穂刈 三寿雄(n.d.) 暮れゆく笠ヶ岳(槍ヶ岳肩より)/岐阜
p11:安井 仲治 1935年 犬
p12:桑原 甲子雄 1936年 銀座五丁目森永レストラン/東京
:濱谷 浩 1936年 <<自画像>>/東京・浅草
p13:中山 岩太 1936年頃 上海から来た女
p14:金丸 重嶺 1936年 アルト・ハイデルベルクのケティ/ドイツ
:福原 路草 1938年 子供 信越関温泉/新潟
:土門 拳 1938年 工人の手
p15:名取 洋之助 1937年 摩天楼から紙飛行機を飛ばす紳士 シカゴ/アメリカ
p16:森 堯之 1939年 R1466-10/朝鮮
:飛彈野 数右衛門 1939年 満蒙開拓義勇団の出征の見送り風景/北海道
p17:植田 正治 1940年 茶谷老人とその娘/鳥取
:鈴木 八郎 1940年 静物
p18:林 謙一 1941年 [三合目「見晴らし茶屋」]/山梨
:華北交通 1941年2月15日 開通を嬉ぶ農民 石徳線開通式 王家井/中国
:真継 不二夫 1942年 右・小島威 左・八島準二中尉(ともに台湾沖で戦死)/広島
p19:岡田 紅陽 1943年 七面山
:赤羽 末吉 1943年 立ち話/モンゴル
p20:山端 庸介 1945年8月10日 午前 炊き出しのお握りをもらった親子 井樋ノ口付近/長崎
:サン・ニュース・フォトス 1945年 東京・千代田区
p21:福田 勝治 1946年 (タイトル記載なし)
:中村 立行 1946年 ドラム缶風呂/東京品川区
:佐伯 啓三郎 1946年 祈る少年/東京・浅草
p22:三木 淳 1947年 飯田橋職業安定所 職を求める傷痍軍人/東京
:石井 幸之助 1947年 光と影 七・五・三の母親と戦災孤児
p23:大橋 治三 1947年頃 つむじ風 安治川河口付近/大阪
:小柳 次一 1948年 上野動物園 剥製になった猛獣/東京
:林 忠彦 1947年 坂口安吾
p24:吉岡 専造 1949年 巌本真理 巌本邸にて
:田村 茂 (n.d.) 尾崎行雄衆議院議員
p25:渋谷 高弘 1950年 現在でいうゆるキャラが映画宣伝をしていた。日比谷交差点近く。/東京・銀座
:杵島 隆 1950年 老婆像/鳥取
:大竹 省二 1950年 マッカーサー元帥
戦前でピンとこない写真家は、飛彈野数右衛門(ひだのかずうえもん)さんでしょうか。
あの東川町(当時は東川村)出身のかたで、東川町が写真に力を入れる1つのきっかけにもなっているのではないかと思います。「東川国際写真フェスティバル」の「東川賞」中にも、「飛彈野数右衛門賞」というものがあります(2010年から)。
1914年生まれ、享年94(2008年12月30日逝去)。なお、日外アソシエーツの『日本の写真家』にも『現代写真人名事典』にも掲載されていません。
また、NHK日曜美術館でも、2009年2月8日に特集が放送されていたようです。