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開催してほしい展覧会(20世紀前半篇)

チラシ等のネット公開(1907)

デジタルの話題ばかりですみません。

 

先日、NHKのニュースの中で、新型コロナの影響で延期や中止になった公演のチラシを、早稲田大学演劇博物館がオンライン展示をしたというニュースを見ました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201007/k10012651951000.html

 

さすが、演劇博物館は面白いことをするな、と一瞬思ったのですが、いやそれは、演劇という別の世界だけの話ではないですね。

以前に書いたかもしれませんが、美術展企画のチラシというものは、それだけで、独自の世界や価値があり、演劇におさおさ引けを取るものではありません。そういう意味で、延期や中止というケースに限らず、チラシの整理、保管、管理、(公開期間を限定しない)公開等というものがぜひ必要だと思うのですが、どこかの美術関係の図書室とか機関が実施しているのでしょうか? あまり聞いたことがないので、していないのかもしれませんが、それだとしたら、あの膨大な情報は、過去に消えていってしまうのでしょうか?

 

それに、美術の世界では、チラシだけではなく、個展案内の葉書も貴重な資料です。このスレッドの対象である20世紀前半の美術において、そのような葉書が重要な資料という位置を占める場合もあることは、周知の事実でしょう(特に図版であるとか)。しかし、それは、残っていればの話です。現在きちんと残しておかねば、将来、「なぜあの時、保管しておいてくれなかったのだ」と未来の人をがっかりさせかねません。

 

あまり範囲を拡大しないほうがいいとは思いますが、実は、チラシ、葉書だけでなく、ポスター、チケット等々と関連アイテムはたくさんあります。

 

このような資料について、後々誰でもが簡単に検索、参照できるように、ぜひネット公開までもっていっていただきたいところです。

これは、想像すればすぐに推測できるように、大変な重労働になるのではないかと思います。整理、保管、管理、公開等そのものをすべてAIにしてもらう、くらいの大きな発想転換が必要ではないかと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 

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