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開催してほしい展覧会(20世紀前半篇)

電子版の書籍の公立図書館での取り扱い(1958)

美術書に限らず、少々電子書籍一般で考えてみたいと思います。

 

公立図書館で電子書籍を取り扱っているところが、少ないながらもあるようですが、具体的にどう取り扱っているのか、自分では体験したことがないので、ほとんど情報がありません。とりあえず、単純に、図書館に行って紙の本を借りるように、Webサイトに行って電子書籍を借りるというサービスだと考えてみましょう。

 

まず、これは便利です。

図書館に行かなくていい、休館も開館時間も考えなくていい、いつでも借りられる返せる

本を持ち運ぶ手間も負担もない。そして、返却期限になると自動的に返却となる。

大判美術書など、重くて運ぶのが大変だという経験、皆さんはありませんか? 本当は、5冊一度に借りたいが、持ち運べないから1回に1冊に制限しなくてはならないなど、当方はあります。それだけでも、普及してほしい、と思います。

物理的な所蔵スペースもとらない(サーバーの容量とその設置場所は必要であるが、それはスペース的には著しく削減できるでしょう)ので、図書館にとってもかなりのメリットがあるはずです。

 

しかし、電子書籍について現状を見ると、いいことばかりではありません。

まず、そもそも、美術書に限らず、電子書籍が少なすぎます。

書籍は極端な話、全部電子書籍化すればいいのにと思います。少なくとも新刊については。そうすることができない障害は何でしょうか? もし費用であれば、国が大きく補助することはできないものでしょうか? それとも、著作権の問題でしょうか?

また、電子書籍を取り扱っている公立図書館が少なすぎます。少なくとも、都道府県立の47館については、すべて取り扱うべきです。こちらも、それが不可能な障害は何でしょうか? やはり、費用が障害なのであれば、やはり国が大きく補助すべきではないでしょうか?

少なくとも、現在のように電子書籍が少ない、ということであれば、導入に踏み切らない自治体も多いままではないでしょうか? まずは、新刊・既刊含めて、電子化を徹底して進めるべきでしょう。とりあえずの目標は、新刊・既刊の約8割でしょうか。電子化に関連する業務に携われる人(または企業)も、この新型コロナ化、たくさんいるのではないでしょうか?

 

電子書籍については、わからないことや今後の希望が山ほどありますが、つづきは、また後日書いてみたいと思います。中途半端ですみません。

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Akihoshi Yokoran
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