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開催してほしい展覧会(20世紀前半篇)

新興写真の先駆者 金丸重嶺(1978)

次の本がまもなく刊行予定です。

 

新興写真の先駆者 金丸重嶺

鳥海早喜

国書刊行会

2021/12/20

3,520

376ページ

 

金丸重嶺(かなまる・しげね)の本とは、大変驚きではあるものの、同時に待望の書籍です。

著者は日本大学の鳥海さんですが、個人的にも期待していた本です。まさに金丸重嶺の本を書いていただきたいと思っていましたし、逆に金丸重嶺の本ならこのかたしか書いていただける人がいないだろう、というところです。

別にこの本の刊行について知ってはいなかったのですが、偶然にもNo.1970の最後には、金丸重嶺の名前を挙げていて、その重要性の割になかなか取り上げられていないという不満が出ていたことがうかがわれます。

 

刊行後、なるべく早い時点で実物を見て見たいものです。その後、またご紹介したいと思います。

さて、次は、金丸重嶺の大回顧展ですかね? 著者紹介に挙げられている「金丸重嶺vs名取洋之助――オリンピック写真合戦 1936(JCIIフォトサロン)も「写真家金丸重嶺 新興写真の時代 1926-1945」(日本大学芸術学部芸術資料館)も、企画としては貴重ですが、対象が限定的ですし、会場も大きな会場ではありませんでした。金丸重嶺の業績(写真に関する教育者としての業績も含む)の全体を紹介していただける大型企画を期待しています。そして、とうとう期待できる時期に達したと言えると思います。非常にうれしいことです。

 

それにしても、国書刊行会からは、日本写真史に関する書籍の刊行が相次いでいますね。この分野についてご専門の編集者のかたがおられるのでしょう。どのような本が刊行されているか、一度整理してみないといけないでしょう。

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