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開催してほしい展覧会(20世紀前半篇)

インターネット上の展覧会カタログ(2009)

「インターネット上の展覧会カタログ」とは、刊行した展覧会カタログをインターネット上で公開するということ? だとすると、「展覧会カタログ」についての著作権の問題が生じるのでは?

いいえ違います。書籍で刊行された展覧会カタログのインターネット上の公開についても、今後検討したいと思うのですが、ここでは、書籍という形態で刊行することなしに、インターネット上で直接「展覧会カタログ」に該当する内容を公開できないか、という視点です。もう、「展覧会カタログ」という冊子体を刊行する必要性がないのではないか、という視点です。

 

ここで問題となりうるのは、大きく次の2点でしょう。

1.書籍形式の「展覧会カタログ」には、作品図版がかなり自由に掲載できます。少なくとも、「著作権的に掲載不可能」という例を多くは見たことがありません(それがなぜ可能なのかもよく理解できていないのですが)。これに対して、インターネット上で公開すると、図版が掲載できない場合が増えるのではないでしょうか?

2.書籍という形態で制作しなくなった場合、「展覧会カタログ」を販売できなくなるわけですから、美術館の大きな収入源を喪失させることになるでしょう。それでも大丈夫なのか? 印刷費や輸送費などがなくなるというメリットを考えても、かなり厳しいのかもしれません。

 

さて、この2点、どうしたら解決できるのでしょうか?

これから考えて行きたいと思います。

 

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