ここ近年、国書刊行会から20世紀前半の写真史に関連する書籍が多く刊行されていて、この場でもしばしばご紹介しています。
一体、どれくらい刊行されているのか? 以前にも整理してみようと、ここでも書いたような記憶がありますが、以下、一覧を作成してみました。
以前に、ご紹介している書籍がほとんどかとも思いますが、ご紹介できていないものも含まれています。また、抜けているものがあれば、申し訳ありません。
こんなリストは、検索したらいいので不要だとのお考えもあるかと思いますが、いちいち検索する煩を避けるためのご参考までです。かなり重要な書籍の刊行が相次いでいることがお分かりいただけると思います。特に写真専門の出版でもないのに、1つの出版社でこれほどというのは、正直、奇跡的な気がします。
最近の刊行から、刊行時期が遡っている順で並べています。なお、以下は、20世紀前半以前に絞っておりますが(ここでは通常はご紹介していない19世紀(幕末・明治期)の部分もあえて含めています)、国書刊行会からは20世紀後半以降についての写真に関する書籍の刊行もあること、念のため申し添えます。
発売日 2022/06/14
アヴァンガルド勃興
近代日本の前衛写真
東京都写真美術館 編
定価 3,960円(本体価格3,600円)
ISBN 978-4-336-07367-9 / Cコード 0072
発売日 2022/04/25
帝国の写真師 小川一眞
岡塚章子 著
定価 8,800円(本体価格8,000円)
ISBN 978-4-336-07326-6 / Cコード 0072
発売日 2021/12/14
新興写真の先駆者 金丸重嶺
鳥海早喜 著
定価 3,520円(本体価格3,200円)
ISBN 978-4-336-07281-8 / Cコード 0072
発売日 2021/02/08
「写真の都」物語
名古屋写真運動史 1911-1972
竹葉丈 編著
定価 4,180円(本体価格3,800円)
ISBN 978-4-336-07198-9 / Cコード 0072
発売日 2019/10/25
カメラとにっぽん
写真家と機材の180年史
日本カメラ博物館 編著
定価 2,970円(本体価格2,700円)
ISBN 978-4-336-06381-6 / Cコード 0072
発売日 2018/03/07
『光画』と新興写真
モダニズムの日本
東京都写真美術館 編
定価 3,740円(本体価格3,400円)
ISBN 978-4-336-06252-9 / Cコード 0072
発売日 2017/04
異郷のモダニズム
満洲写真全史
竹葉丈 編著
森仁史/井村哲郎 執筆
野口里佳 特別寄稿
定価 3,850円(本体価格3,500円)
ISBN 978-4-336-06157-7 / Cコード 0072
発売日 2016/11/25
京都大学人文科学研究所所蔵 華北交通写真資料集成
全2巻
貴志俊彦/白山眞理 編
定価 28,600円(本体価格26,000円)
ISBN 978-4-336-06088-4 / Cコード 0021
発売日 2014/06/16
写真師たちの幕末維新
日本初の写真史家・梅本貞雄の世界
緒川直人 編
梅本貞雄 著
定価 5,280円(本体価格4,800円)
ISBN 978-4-336-05785-3 / Cコード 0072
発売日 2014/03/06
下岡蓮杖
日本写真の開拓者
東京都写真美術館 監修
定価 3,080円(本体価格2,800円)
ISBN 978-4-336-05782-2 / Cコード 0072
発売日 2012/03/07
幻のモダニスト
写真家 堀野正雄の世界
東京都写真美術館 編
定価 3,850円(本体価格3,500円)
ISBN 978-4-336-05476-0 / Cコード 0072
発売日 2010/04/22
新装版
懐かしの停車場
東日本篇
原田勝正/小池滋 監修
国書刊行会 編
定価 2,420円(本体価格2,200円)
ISBN 978-4-336-05223-0 / Cコード 0072
発売日 2010/04/22
新装版
懐かしの停車場
西日本篇
原田勝正/小池滋 監修
国書刊行会 編
定価 2,420円(本体価格2,200円)
ISBN 978-4-336-05224-7 / Cコード 0072
(つづく)