第5章 日本型の連携と現代美術、海外へのまなざし
◆連携の本格始動
◆毎日新聞の現代美術展
◆読売アンデパンダン展の胎動・誕生
◆ポロック、ロスコの日本初登場──「読売アンデパンダン展」第3回展
◆国立博物館と新聞社の初の共同主催展──マチス展
◆大画商との提携──ピカソ展
❖COLUMN|並走する舞台芸術の企画
◆世界画壇への窓──日本国際美術展
◆共振する時代の直観
◆新しい美術館の登場
◆百貨店(デパート)の展開
◆日本美術の企画と博物館・美術館、百貨店
第6章 ドキュメント 世界との対峙
◆ルーヴルの名画展を目指して──フランス美術展
◆異文化へのアプローチ──メキシコ美術展
◆世界に開かれた目──ザ・ファミリー・オブ・マン写真展
◆「アンフォルメル旋風」──世界・今日の美術展
◆陛下と皇帝の共演──ペルシャ美術展
◆日本への遠い道──ゴッホ展
❖COLUMN|幻のレジェ展と小林秀雄とのゴッホ巡礼
◆海藤日出男
❖COLUMN|草月
◆乏しい国の文化予算、民間の貢献
◆松方コレクションの遥かな“来日” ──国立西洋美術館誕生前史
第7章 新聞社 それぞれの戦い
◆朝日新聞の名画名品への挑戦
❖COLUMN|パリの日本古美術展
◆衣奈多喜男の大企画──ミロのビーナス 特別公開
◆国側の“プロデューサー” 外交官・萩原徹
◆朝日新聞の快走──ツタンカーメン展ほか
◆毎日新聞の美術展の拡張
◆五輪記念──ピカソ展
◆毎日新聞の20世紀美術展
◆読売新聞、方法論の模索
◆世界をお願い行脚──シャガール展
❖COLUMN|シャガールとミロのヴィーナスの交差
◆読売新聞と西武百貨店の連携
◆フランス政府の後押し
❖COLUMN|追い風となったフランスの文化外交
◆日本経済新聞のトップ外交による海外展
◆急伸する中日新聞・東京新聞
◆並走する産経新聞
◆競争の激化──スペイン美術展vsゴヤ展
◆コレクション展時代の幕開け
◆ドールトの“磁力”と印象派企画の本格的な始まり
第8章 博物館・美術館の展開と100年の到達点
◆博物館・美術館主導の海外展の登場
◆国立西洋美術館
◆東京国立博物館
◆東京国立近代美術館
◆関西における展開
◆海外展に参画する公立美術館
❖COLUMN|百貨店から生まれた画期的展覧会──銀座・松屋「空間から環境へ」
◆国による世紀の展覧会(1)──万国博美術展
◆国による世紀の展覧会(2)──モナ・リザ展
◆ある到達点
エピローグ 「長い20世紀」の終わり
◆百花繚乱の時代へ
◆それぞれの変化
◆「長い20世紀」の終わり
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出典・参考文献
図版一覧
あとがき
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資料編
◆美術展年表
◆美術館開設年表
◆索引(展覧会名/会場名/人名)