次の展覧会が開催中です。
分離派建築会100年 建築は芸術か?
京都国立近代美術館
2021/01/06(水) 〜 2021/03/07(日)
https://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionArchive/2020/440.html
1920年に、石本喜久治、瀧澤眞弓、堀口捨己、森田慶一、矢田茂、山田守によって結成され、その後、大内秀一郎、蔵田周忠、山口文象が加わったということです。
上記ページには当然ながら出品リストも掲載され、また、特設サイトで、様々なコンテンツが紹介されているということです。「ヴァーチャル美術館」まだあと一歩というところでしょうか?
関東への巡回は以下のとおりです。(開催済み)
パナソニック汐留美術館 2020年10月10日~12月15日
最後に、東京国立近代美術館はMoMAT、京都国立近代美術館はMoMAK。
地名をつけていない、単なる「MoMA」(近代美術館)だけでニューヨーク近代美術館を意味するとは、この美術館の重要性から考えればそうなのかもしれませんが、それにしてもたいしたものですね。
先週に引き続き、やはり福岡市美術館で、次の展覧会が開催されています。
コレクション展
モダン・フォトグラフィー Ⅰ:ヨーロッパ
福岡市美術館
会期:2021年1月5日(火)〜2月14日(日)
https://www.fukuoka-art-museum.jp/collection/?q=modern
https://www.fukuoka-art-museum.jp/uploads/2020/04/list_Modern-Photography-I-Europe.pdf
作品リストがありますので、展示作品は全42点で、アレクサンドル・ロトチェンコとモホイ=ナジ・ラースローとマン・レイの3人だということがわかります。
そして、展示作品42点については、すべて「フォトリプロダクション」と記されています。「フォトリプロダクション」とは何か?
どこの会社が、どの作品をもとにやっているのか?
企画そのものだけでなく、この点についても大変興味があります。そのあたりの情報をネット上でも詳しく紹介していただきたいところです。これからで結構ですので、ぜひぞよろしくお願いします。
以前から、このようなオリジナルプリント(ビンテージプリント)ではない作品の展示、複製であったり、写真集や雑誌の展示であったり、をもっと積極的にしていただきたいと希望していました。このような企画の実施を積み重ねていただくことで、その流れを、もっともっと推し進めていただきたいと思っています。
とはいえ、会期は本日までで、続篇は次の企画です。
モダン・フォトグラフィー Ⅱ:日本
会期:2021年2月16日(火)〜3月28日(日)
瑛九、恩地考四郎、山口正城のフォトグラム、長谷川伝次郎の写真だそうです。やがて、作品リストも掲載されるのでしょう。
「後期」とあるので、「モダン・フォトグラフィー Ⅲ:アメリカ」はないんでしょうか? 今後を含め、期待しています。
驚くべきことに、次の展覧会が開催中です。
ソシエテ・イルフは前進する 福岡の前衛写真と絵画
福岡市美術館
会期 2021年1月5日(火)〜3月21日(日)
https://www.fukuoka-art-museum.jp/exhibition/irf/
担当学芸員は、忠あゆみ、さんです。
この企画は、1987年に同館で開催された「ソシエテ・イルフ」の回顧展(担当学芸員・松浦仁さん)の続篇です。
対象となる作家は、高橋渡(1900-1944)、久野久(1903-1946)、 許斐儀一郎(1896-1951)、田中善徳(1903-1963)、吉崎一人(1912-1984)の5人の写真家と、のちにデザイナーとして知られる小池岩太郎(1913-1992)、画家の伊藤研之(1907-1978)の7名です。
この企画では、若山満大さんと、竹葉丈さんの講演会もあり、大変楽しみです。ただ、福岡に行くことは他の地域の皆さんにはなかなか難しいですね。内容的には、関東にも関西にも巡回してしかるべき企画かと思いますが、困難ですかね。
なお、チラシのPDFがウエブサイトに掲載されていますが、ぜひ展示作品リストも掲載していただきたいものです。
https://www.fukuoka-art-museum.jp/uploads/2020/04/irf-chirashi.pdf
また、1987年の企画についての特集が掲載されているという「エスプラナード41号」もぜひウエブサイトに掲載してください。(「エスプラナード」は最近号しか掲載されていません。)
次の展覧会が開催され、また、展覧会カタログという位置づけの本も求龍堂から刊行されています。
フランシス・ベーコン バリー・ジュ―ル・コレクションによる
神奈川県立近代美術館 葉山:2021年1月9日(土)–4月11日(日)
渋谷区立松濤美術館:2021年4月20日(火)-6月13日(日)
http://www.moma.pref.kanagawa.jp/exhibition/2020_bacon
https://shoto-museum.jp/exhibitions/190bacon/
フランシス・ベーコン バリー・ジュ―ル・コレクションによる
バリー・ジュール・著、三木 パメラ・高嶋 雄一郎・翻訳
求龍堂
2021/1/15
¥2,500
The Barry Joule
Collection of artworks
from Francis Bacon
studio, 7 Reece Mews
London SW7 U.K.
フランシス・ベーコンは、基本、戦後の作家ではありますが、本展では、1930年代の油彩が10点近く含まれていますので、今回取り上げました。しかも、他の主たる作品は、写真に彩色や線描を施した作品であるという特殊さ。ちなみに、その写真作品の中には、ジョージ・プラット・ラインス(ジョージ・ホイニンゲン=ヒューン、の間違いでした、すみません)の作品も含まれていました。ベーコンの関心の対象がわかろうというものです。
以上、書籍にて確認した情報です。
他方、展覧会のほうですが、松濤のほうは、2020年度中に開催予定だったのが、新型コロナの影響のためでしょう、延期されて2021年度になったようですね。それにしても、この時期に、よく作品貸し出しが実現したものです。また、戦前の作品については、どこかで、本人により「破棄された」というようなことを読んだ記憶があったのですが、よくぞ残っていたと思うとともに、今回、どうしてこんなにまとめて日本にやってきたのか、と、とても面白く思います。バリー・ジュールという人は、ご本人の身の回りの仕事をしていたと紹介には書かれていますが、そういう近しい関係だったので、1930年代の作品を多く持っていた、ということなのでしょうか。
最後に、何回申し上げても、もう仕方ないのでしょうが、何故、関西には巡回しないのか、大いに疑問です。開催が1か所だけなら関東でしか開催できないというのはまだわかりますが、今回2館に巡回するのに、2館とも関東というのは、どういう意味なのでしょう。今回はもう無理なのでしょうが、今後は、関西への巡回を必須くらいに考えていただきたいところです。
リコーで、リコーフォトアカデミーというものがあり、オンライン(Teams)で写真に関する無料の講座を適宜開催しているようです。
http://school.ricoh-imaging.co.jp/rim_academy/online/education/
上記のページでは、写真撮影に関する講座ではなく、「教養講座」として写真史、写真論に関連する講座を紹介しています。
こういうものもあるのですね。自宅にいて、しかも無料で参加できるようですので、ご関心のあるかたは、どうぞ。