対象が戦前ではなく戦後なのですが、次の本が刊行されています。
FUGENSHA magazine No.0 今井壽惠の世界(ムック)
今井壽惠・著、池谷修一・編
ふげん社
2020/12/21
¥1,980
馬の写真で有名な写真家です。
なお、このムック、「No.0」ということは続刊があるのでしょうか? 続刊の中で、日本の戦前の写真作品が取り上げられる可能性はあるのでしょうか? むしろ、そちらが気になります。今後も注目していきましょう。
Kindleではあるのですが、次の本が復刻されています。
北海道旭川市アイヌ写真帖1929 復刻版 Kindle版
佐々木長左衛門 (著), miraitrip books (編集)
形式: Kindle版
Kindle 価格: ¥100(税込)
発売日 : 2020/12/14
時期的にはぴったりと20世紀前半です。著者の佐々木長左衛門というかたは、写真家ではなく、在野のアイヌ研究者のようです。写真も、この佐々木さんが撮影しているんでしょうね。
元になっているのは、昭和4年発行の『北海道旭川市寫眞帖(国立国会図書館デジタルコレクション所蔵)』だそうです。
写真集に限らず、国立国会図書館デジタルコレクション所蔵のものが、次々とKindle化されればいいなと思います(低価格ですし)。よりぜいたくを言えば、国立国会図書館自体でデジタル版を無料公開していただければいいのですが、そういうものではないのでしょうか? ぜひともご検討をよろしくお願いします。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
恒例となっている「5大ニュース」です。もう17年目です。
新型コロナの年となってしまった2020年ですが、次の5つを選んでみました。順番と順位は関係ありません。
<展覧会>
・バウハウス展(1868)(東京ステーションギャラリー/開校100年 きたれ、バウハウス ― 造形教育の基礎 ―)
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/202006_bauhaus.html
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/pdf/202006_bauhaus.pdf
<書籍>
・歴史と写真(1899)(「中国革命と写真;黎明期から文革まで」)
<その他>
・写真弘社の「オリジナルカレンダー」が2020年版にて終了
やはり、昨年は写真の企画が特に、そして書籍の刊行も、いずれも少ない感じでした。そこで、今までご紹介していなかったことですが、<その他>を1件追加しました。写真弘社のオリジナルカレンダーでは、毎年日本の戦前期の写真が掲載されていました。終了は大変残念ですが、41年間も続いていたそうで(当方が知っているのは1990年くらいからです)、それからすると、永い間お疲れさまでした、と申し上げるべきでしょう。本当は、このブログでもどこかでまとめてご紹介すべきと以前から思っているのですが、未だになかなかできていません。望むらくは、写真弘社のホームページで、カレンダーに使用された写真作品の一覧などを掲載していただければと思うのですが、なかなか難しいでしょうか。
最後に、延期されてしまいましたが、名古屋市美術館の次の企画の本年の開催を期待いたします。そろそろ、名古屋市美術館のホームページにもくわしい情報が出てきています(http://www.art-museum.city.nagoya.jp/photography)。
2021年の5大ニュースに含まれること間違いなしです。
・「写真の都」物語 ―名古屋写真運動史:1911-1972 ―(1881)
(開催予定:2021年2月6日(土)~3月28日(日))
この企画は必見ではありますが、新型コロナの状況がありますので、大変悔しいながら、当方は訪問できないような感じがしてきています。
ばたばたしていて、まだ1週あいてしまいすみません。
さて、次の本が刊行されているようです。
占領期の名古屋: 名古屋復興写真集 (爽BOOKS)
阿部 英樹・編
出版社 : 風媒社
発売日 : 2020/11/2
¥1,760
単行本 : 179ページ
ISBN-13 : 978-4833101936
これもまた、ずいぶん限定的な時期・地域についての書籍で、刊行の目的が判然としませんね。ただ、後藤敬一郎さん(青柳総本家四代目社長、と紹介されています)が撮影した作品も含まれているようで、侮れません。
最近は、こういうテーマの細分化が進んでいるのでしょうか? それはいいことなのか、そうでもないのか。ただ、「復興」と「写真」とは、かなり馴染むという可能性があります。写真を見ることにより、「復興」を一層実感しやすい、ということがあるのかもしれません。関東大震災 鉄道被害写真集: 惨状と復旧 1923-24(1909)もご参照ください。
いずれにしても、実物を見て内容をじっくりと確認したいところです。
さて、これが2020年の最後の投稿になります。
来年もよろしくお願いいたします。
皆様のご健康を(とともに自分の健康も)祈っております。
次の本が刊行されています。
300点の写真とイラストで大図解 世界史
ジェレミー・ブラック
藤崎 衛‖監訳
下田 明子‖訳
出版社 : ニュートンプレス
発売日 : 2020/11/30
¥3,080
ISBN-13 : 978-4315523034
それほどめずらしい内容でもありませんが(しかも、パッと見た感じでは、各写真作品について撮影者が記載されているわけでもないようですが)、以前から何回か書いているテーマとも関係する本ですので、あえてご紹介します。
関係する過去の投稿としては、例えば、
・写真における撮影者不明・撮影者不詳(anonymous)(1900)
などがあります。
当然に
も関係します。
この分野での研究というか、掘り下げというか、進んでほしいものです。従来「撮影されたもの」のみに注目されていた膨大な写真作品群について、「撮影されたもの」と「撮影した側」(具体的な個人である「写真家」である必要はない)との両方を見ていくという視点、方向です。
あまりに大変で手を付けかねる、ということかとは思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。