その180項目のうち、20世紀前半を対象とした(または20世紀前半を主たる対象とした)項目を選ぶと、以下の41項目です。
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連番 |
項目名 |
執筆者 |
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2. |
『アサヒグラフ』 |
冨山由紀子 |
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3. |
芦屋カメラクラブ/ACC |
冨山由紀子 |
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6. |
『アメリカン・フォトグラフス』ウォーカー・エヴァンス |
土屋誠一 |
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23. |
『絵画・写真・映画』ラースロー・モホイ=ナジ |
土屋誠一 |
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28. |
カメラ雑誌 |
土屋誠一 |
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36. |
組写真 |
冨山由紀子 |
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39. |
『決定的瞬間』アンリ・カルティエ=ブレッソン |
冨山由紀子 |
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41. |
『建設のソ連邦』 |
河村 彩 |
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43. |
芸術写真 |
土屋誠一 |
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48. |
『光画』 |
冨山由紀子 |
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71. |
『写真週報』 |
小原真史 |
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72. |
『写真小史』ヴァルター・ベンヤミン |
土屋誠一 |
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76. |
「写真に帰れ」伊奈信男 |
小原真史 |
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80. |
写真壁画 |
小原真史 |
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86. |
シュルレアリスム |
成相肇 |
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87. |
新興写真 |
冨山由紀子 |
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101. |
前衛写真協会 |
冨山由紀子 |
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102. |
ソラリゼーション |
冨山由紀子 |
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103. |
ゾーンシステム |
土屋誠一 |
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106. |
丹平写真倶楽部 |
冨山由紀子 |
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110. |
デフォルマシオン |
成相肇 |
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116. |
日本工房 |
土屋誠一 |
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123. |
ニュー・バウハウス |
沢山遼 |
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126. |
ニューヨーク近代美術館写真部門 |
冨山由紀子 |
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128. |
『裸の街』ウィージー |
小原真史 |
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129. |
バウハウス |
金 相美 |
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136. |
ピクトリアリズム |
冨山由紀子 |
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139. |
ファッション写真 |
井上雅人 |
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140. |
フォトグラム |
土屋誠一 |
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141. |
フォト・セセッション(写真分離派) |
小原真史 |
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142. |
フォトモンタージュ |
土屋誠一 |
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143. |
「複製技術時代の芸術作品」ヴァルター・ベンヤミン |
高橋聡太 |
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148. |
ベス単 |
冨山由紀子 |
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158. |
ライカ |
冨山由紀子 |
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159. |
『ライフ』 |
小原真史 |
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164. |
『レフ』 |
河村 彩 |
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167. |
f/64 |
小原真史 |
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169. |
『FRONT(フロント)』 |
小原真史 |
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170. |
FSA(農業安定局)プロジェクト |
小原真史 |
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178. |
『20世紀の人間たち』アウグスト・ザンダー |
冨山由紀子 |
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179. |
291ギャラリー |
土屋誠一 |
これは、数が少ないですね。
DNP 大日本印刷が運営している現代美術関係のサイト「アートスケープ/artscape」の中に「アートワード」というページがあります。もともとはかなり昔から存在しており、最近登場したなどというわけでもありませんが、ご紹介します。
https://artscape.jp/artword/index.php
以下のように説明されています。
「Artwords®(アートワード)」について
『これからのアートを読み解くために必須の用語として、artscapeが幅広い芸術・表現の分野から厳選した1,581語を収録した「現代美術用語辞典ver.2.0」を、これまでの「現代美術用語辞典ver1.0」と合わせて「Artwords®(アートワード)」という名称にいたしました。』
なお、統合時期がいつなのかは、このページを見る限り、直ちにはわかりませんでした。
かなりの項目数ではありますが、個別の作家・写真家などの個人の記事はありません。人名は、「アートワード」ではない、ということなのでしょう。(ただし、「アラーキー」などという例外あり)
「ジャンル」で「写真」を選択すると、180項目になります。
https://artscape.jp/artword/index.php/category/photo
>>1706
No1703.~No.1706(2018年2月25日)でご紹介した次のページについて、
DICTIONNAIRE DES PHOTOGRAPHES JAPONAIS MODERNES
http://photojp.hypotheses.org/donnees-connexes/photographes
大変遅ればせながら、掲載されている日本人写真家をチェックして、知っているかどうか、知らないとかピンとこない写真家が含まれているとしたらどういう写真家なのかを確認してみました。
すると、名前がすぐにはわからない写真家(30名強)は、ほぼすべて、雑誌『光画』に作品が掲載された写真家(とはいえ、必ずしも、中山岩太、野島康三などの「有名どころ」ではない写真家)だということがわかりました。
なお、『光画』に掲載された写真作品は、すべて、次の本に掲載されていますので、ご参照ください。
光画傑作集(日本写真史の至宝・別巻)
飯沢耕太郎・金子隆一監修
国書刊行会
2005年
本体4500円・税込4860円
『光画』全体であれば、次の復刻版がいいのですが、
光画・復刻版(全3巻)
復刻版「光画」刊行会編
復刻版『光画』刊行会
1990年
これは、(高価だという理由もあり)多くの公立図書館で必ずしも所蔵されているわけではなく、現在では入手もできず、かりに入手できたとしてももともとかなり高価(実際の値段まではすみませんが不明です)で個人が入手することは困難なので、国書刊行会の本がとても便利です。現在も入手は可能なようです。
さて、フランス語のページに掲載されていた「ピンとこない」写真家の中で『光画』に掲載された写真家ではない、唯一の例外は、次の人物です。
OSANUMA Osamu – 淺沼治(1883-)
そもそも、ローマ字表記が間違っていますが、
ASANUMA Osamu
が正しく、有名な写真材料商(写真商)である浅沼商会の2代目社長です。
ネット上で調べてみたところ、没年は「1949年」と確認できました。
(株)浅沼商会『浅沼商会百年史』(1971.10)
https://shashi.shibusawa.or.jp/details_nenpyo.php?sid=7430&query=%E6%B5%85%E6%B2%BC%E6%B2%BB
しかし、生年までは確認できませんでした。ただ、上記リンク先ページでは
「昭和24年(1949)12月26日 浅沼治死す。六十八歳。」
という記載ですので、生年は、1881年の可能性が高いですね。(要するに、1883年というのは間違いの可能性が高い)
以上の結果を、一応記載しておきます。
ASANUMA Osamu - 浅沼治(1881-1949)
ひとむかしの情報ですみませんが、次の展覧会が開催されていました。
名古屋市美術館・常設企画展
坂田稔 -『造型写真』の行方
(SAKATA MINORU : Toward “Post”Photo Avant-Garde)
2018年12月8日[土]-2019年2月3日[日]
http://www.art-museum.city.nagoya.jp/history/history_2018
作品リストはこちら。
http://www.art-museum.city.nagoya.jp/sakata_ichiran
42点の作品が展示されていたということで、非常に貴重な展覧会でしたが、情けないことに見逃しました。
さらに、残念ながら、展覧会カタログはもちろん、チラシもないようです。
坂田稔については、まとまった作品集がないので、今後ぜひ大回顧展を開催していただき、その機会に展覧会カタログも作成していただきたいものです。
竹葉丈さん(または笠木日南子さん)、よろしくお願いいたします。
なお、作品リストではなく、企画の紹介のほうについては、名古屋市美術館のページに英文も掲載されていたはずなんですが、「2018年度に行なわれた展覧会」(過去に行なわれた展覧会)に移動したときに、なくなってしまったようです。残念です。
>>1809
さて、先日ご紹介した、サクライシクのレゾネ(全8巻24冊)とは別に、デ・キリコには、比較的最近刊行された(そして刊行がなお継続している)次のカタログ・レゾネもあります。
Giorgio de Chirico : catalogo generale.Strinati, Claudio; Picozza Paolo; Fondazione Giorgio e Isa de Chirico
Falciano, San Marino : Maretti Editore, 2014- A multi-volume catalogue raisonné, the first 3 of which have appeared to date.
-Giorgio de Chirico : catalogo generale, opere dal 1912 al 1976. (2014, 450 works)
-Giorgio de Chirico : catalogo generale, opere dal 1910 al 1975. (2015, 478works)
-Giorgio de Chirico : catalogo generale, opere dal 1913-1976. (2016, 451 works)
https://www.ifar.org/artist_name.php?nameid=270&published=1&inPrep=1&author=
このレゾネは、先にご紹介したサクライシクのレゾネに収録されていない作品を集めたレゾネだということです。
今のところ、上記ページに掲載されていたのは以上の3巻ですが、どうやら、第4巻が2018年に刊行されているようです。
編者の中に挙がっている「Fondazione Giorgio e Isa de Chirico」(「ジョルジョ・エ・イザ・デ・キリコ財団」。ちなみに「エ」(「e」)は、イタリア語での「and」の意味です。要するに、デ・キリコ夫妻の名前を冠した財団ということです)のページを見ると、
http://www.fondazionedechirico.org/pubblicazioni/giorgio-de-chirico-catalogo-generale/
第4巻(Catalogo generale – opere dal 1913 al 1975, Maretti Editore – vol. 4/2018, 451 works掲載)が刊行されているようです。
個人的に不思議なのは、デ・キリコが作品を「描き散らしている」という事情から来ているのかもしれませんが、ピカソのZervosによるレゾネのように、年代順に刊行されているのではなく(とはいえ、Zervosのレゾネも、もちろん抜け落ちて作品をカバーする「補遺」のような巻が存在しますが)、それぞれの巻では年代順になってはいるものの、どの巻もデ・キリコの生涯全体をカバーしている、という点です。これでは、ある作品を探すときに、制作年がわかっていても、1巻を見たらいいのか、2巻を見たらいいのか、3巻を見たらいいのかがわからないという不便さで、専門家の皆さんもこれで仕方ない、と認められているということなのでしょうか? デ・キリコの場合、「制作年」というものが、そもそもよくわからない、本人の記載も信頼できない、という事情も大いに関係していそうですが、よくわかりません。